そんな傾向だと何かで読んだのが、2、3年前。理由は宗教上の配慮なんだそうです。
去年、何人ものアメリカ人がいるミーティングに出ていて、何をしゃべってるのか、ぜんぜん聴き取れないや。いえ、聴き取れたところで、ほとんど理解できませんが(笑)
とにかくそんな感じで参加していたミーティングが終わると、アメリカ人たちが口々に「Merry Christmas」と言ってあいさつしてたんです。あら、Happy Holidaysじゃないじゃんと驚いて。これくらいなら、さすがに聴き取れます(笑)
アメリカの現状はなんともわからないですが、今年は渋谷でも「Happy Holiday」の表記を見かけるようになりました。
※1日だけじゃないので“s”がつくと聞きますが、両方あります。
ディズニー・ストアは、アメリカ発だからHappy Holiday?
入口の両サイドにクリスマスツリーっぽいものがありますけど、入口の上も旗もHappy Holidayです。
観光客が多いショップだから、宗教に配慮しているんでしょうか。ディズニーは、一番敏感そうですね。スイスのスウォッチストアも、Happy Holidaysでした
巨大なデジタルサイネージが美しい、スウォッチストア渋谷。デジタルサイネージにはトナカイも登場しますが、Happy Holidaysです。スウォッチはスイス企業ですよね。
日本のSHIPSは、HAPPY NAVY HOLIDAYS
HAPPY NAVY HOLIDAYSとは、「ネイビーカラーのコーディネートで休暇を楽しみましょう」みたいな意味なんでしょうか。
あえてこの季節に黒ではなく、ネイビーカラーを持って来たところに、セレクトショップのこだわりを感じさせます。ただディスプレイでも、クリスマス感を抑えているところは意外です。
想像すると、年明けにはお正月の飾りを少し付け加えて、このまま行きそうですね。そのための、「HOLIDAYS」かもしれないです。
ファストファッションは、クリスマス感すら出していない
ZARAもH&Mもフォーエバー21も外から見ているかぎりでは、特にクリスマスだったりホリデーということを意識させていません。どこもグローバル企業だから、クリスマスという表記をしないのだとしても、キラキラ感すらありません。
※追記:24日の朝ZARAの前を通ったら、Merry Christmasと小さく書かれたディスプレイになっていました。苦肉の策かもしれません。
クリスマス需要が多いはずのCOACHは、クリスマスの表記なし
コーチの入り口は、巨大なキラキラのウォールがあってクリスマス感満点です。でもクリスマスという文字での表記はありません。とても意外な感じがするんですけど、たぶんクリスマス需要だけではなく、大晦日までこのイメージだけで行きそうです。その方がムダがないし、ブランドとしてCOOLだということでしょうか。
パルコでは、11月中旬からクリスマス。12月中旬からクリスマスセール
“清川あさみプロデュースによる「DECO♡MAX」な巨大プレゼントボックス”が設置され、11月14日に点灯式がありました。かなり速いタイミングですし、だんぜん派手です。渋谷パルコとしても、これまでにない規模のクリスマス演出で盛り上げています。そして今月13日からは、クリスマスセール。
109、109MEN'Sは、例年並のクリスマス演出
109MEN'Sは巨大なクリスマスウォールですが、下にはスポンサーなのかハッピーターンとスワローズの立看が。109は例年並みのクリスマスディスプレイです。
こういう風に見ていくと、クリスマスディスプレイ、クリスマス表記をしていないところが徐々に増えているようです。「HOLIDAY」を使うのも、宗教上の配慮もあればクリスマス後にも使える経済性もあるようですし。
メインターゲットが若年層である商業施設では、クリスマス演出がマスト。消費に対する熱さの違いにあわせていると言えそうです。
2 件のコメント:
はじめまして。とても面白い記事ですね^^
アメリカに住んでいたころは個人的にはカードなどではHappy Holidaysを使うことが多かったです。宗教上の配慮ですね。
Miwaさん はじめまして
ありがとうございます。やはり、宗教に配慮されてたんですね。
もしかすると日本ではいろんな理由が入り交じって、溢れかえってたMerry Christmasが減少し始めたのかもしれないです。
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