先月、Googleの新しいモバイルフレンドリーテストがリリースされました。 urlを入力すると分析してくれるのですが、自社サイトでやってみると以前にはなかった[ブロックされたリソースがあります]という通知がありました。
驚いてクリックしてみると、利用しているサービスがやっているブロックでした。たぶんGoogle的に引っかかるものがあるだけで、特に影響はなさそうです。ただ、ブロックしていることは理解していませんでした。
Google SearchConsoleモバイルフレンドリーテスト
うちで運用させていただいているウェブサイトもチェックしてみましたが、更新される以前のテストと同様に「モバイルフレンドリー」だと判定されたところもありました。あまりフレンドリーではないと思いますが、基準自体がゆるいのです。
Googleのウェブマスター向けブログによると、「新機能が徐々に追加される予定です」ということですが、現在のテストは、たとえモバイルを重視していなくても、最低限クリアしなければならないラインだと考えるのがいいかもしれません。
Googleウェブマスター向け公式ブログ 2016年5月19日
モバイルを中心に、ウェブサイトのパフォーマンスを評価するテストツールを公開
こちらは、Think With Googleで公開されたばかりのサイトのパフォーマンスを評価してくれるツールです。こちらはurlを入力すると、【MOBILE FRIENDLINESS】【MOBILE SPEED】【DESKTOP SPEED】の3項目について、100点満点で採点してくれます。日本語化はされていないようですが、簡単です。
https://testmysite.thinkwithgoogle.com/
自社サイトでやってみると、なんとMOBILE SPEEDで67点。poorだと出ました。
由々しき事態ですが、特に驚きませんでした。自社サイトは、不特定多数を相手にした仕事ではないですし、実験してみることがメインです。
由々しき事態ですが、特に驚きませんでした。自社サイトは、不特定多数を相手にした仕事ではないですし、実験してみることがメインです。
レスポンシブだけれども、構造やデザインの可能性がどれぐらいあるんだろうと試行錯誤していましたので、MOBILE SPEEDは良くないはずと想定していました。ただ実際に表示させて、問題ないと考えていたのですが。
しかし点数を付けられても、何が原因なのかわかりません。
点数が表示された画面の左下に、レポートを入手するためのリンクがあります。私も入手してみました。
そしてメールで送られてきたレポートがこちら。
ずーっと下まで続いてます。
緑の◯にチェックが入っているのは、問題のない項目。黄色に!が入っているところは、問題ありで改善方法の書かれた日本語のウェブページに飛ぶことができる。
うちが指摘されているところは、ほぼ利用しているサービスの仕様なので、改善するには利用しないようにするしかない。
もっともGoogleの推奨する改善方法を実施しなくても、目的があれば構わないと思います。
そもそも今回リリースされたものはディベロッパー向けには以前からある機能で、改善方法も見ることができました。今回のリリース目的はスモールビジネス向けということですが、技術的な知識がなくても、ほぼ理解できる指標を見せることだと思われます。だからGoogleの採点を見て、多くの人が判断に加わればいいのではないでしょうか。
モバイルフレンドリーテストもですが、どこのサイトでも調べることができます。競合社がどうなのか、これでチェックしてから判断してもいいのではないでしょうか。
Googleがモバイル中心のテストツールを公開する意図は
モバイルフレンドリーテストが公開されたのは2014年の末。それを知らせるブログには、「モバイル版の検索結果に [スマホ対応] というラベルを追加します」と書いてあり、2015年初頭には世界中で適用されたということです。
今回【MOBILE FRIENDLINESS】【MOBILE SPEED】【DESKTOP SPEED】の3項目を評価するツールを公開した意図は、どこにあるのでしょう。Googleとしては、すべてのサイトがGoogleの基準に沿って、改善してくれることが望みなのは間違いないでしょう。
デスクトップの表示スピードも入っていますが、これはやはりモバイルシフトを急がせたい。Googleのモバイルでの検索の有効性を、もっと高めたい。ということ。
とすれば、今までにない【MOBILE SPEED】がポイントではないかと思い、調べていたら、海外SEO情報ブログにこんなことが書いてありました。
表示速度そのものは、微々たるものながらランキング要因にすでに組み込まれています。しかし、モバイル検索結果であってもPC向けページの表示速度が評価の対象として用いられていました。(中略)ようやく、モバイル検索においてはスマホ向けページの表示速度が評価の対象になるという理にかなった状態になりそうです。
SEO的にもですけど、モバイルを無視しないなら、いずれにせよスピードは速い方がいいですよね。
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