2013年10月4日金曜日

O2Oシフトの、異常なポイント競争

O2Oの、これからという記事を書いて以来、今までの興味のなかった楽天やTポイントの広告が目に止まるようになりました。

ネットを利用していれば、ディスプレイ広告(バナー)がいくらでも出てきます。それを見て、あらら、これは異常。以前、割引とポイントと囲い込みとで、パルコカードは気合いが入り過ぎですと書きましたが、ぜんぜん甘かったです。

画像:Tポイントのイベントカー


「O2Oの、これから」で書いたYahoo! ・Tポイント連合や楽天からチェックしてみました。


▶Yahoo! ・Tポイント連合は、利用サービスのポイントプレゼントが大きい

Yahoo! JCBカードに入ると、Tポイントを、なんと5,000ポイントプレゼントと書いてあります。

画像:YAHOO! JCBのTポイントプレゼント

画像:YAHOO! JCBの各種サービスでTポイントプレゼント

「O2Oの、これから」でFX始めたら5000ポイントプレゼントという話に驚いてたら、今回は毎月最大30,000ポイント貯まると書いてあって、桁が違います。内容は、こういうこと。

画像:Tポイントの新TRADEでポイントプレゼントの内容

すでに口座持ってる人は、「月間取引高が1000万通貨以上で、月間預かり円資産平均が200万以上」ということですから、かなりハードル高いですけど、でも30,000ポイントくれるなんて、けっこう大胆かと。




▶楽天カードは、新規入会時のポイント還元の高さ


一方、楽天陣営は、どうかというと

画像:楽天カードの限定ポイントプレゼント告知

テレビCMでは、5000ポイントと打ち出していたと思いますが、今だけ8,000ポイントって、どういうこと?

画像:楽天カードのポイントプレゼントの内容1

画像:楽天カードのポイントプレゼントの内容2


家族カードを申し込むと1,000ポイントとか、楽天Edy付きにすると315ポイントとか、感謝デーにエントリーと買い物で600ポイントとか、いったいどうなってるんでしょう。
これ、細かいところを読まずに入ってしまう人が続出しそうです。楽天は、なんでもそんな感じですけど、それにしても異常なポイントプレゼントじゃないですか。




私はポイントカードもクレジットカードについても詳しくないですけど、今までこんなキャンペーンはないでしょう。ポイントを重要視した入会者獲得競争はとんでもないことになっているようです。



▶自社サービスへの送客、囲い込みに特化したリクルートカード

もうひとつ、O2O絡みで、大々的にやりだしたリクルートカードを調べてみました。
画像:リクルートカードのポイントプレゼント

最大11,000円分といっても、じゃらん限定が8,000ポイント。ポンパレモール限定ポイントが3,000円ということですから、趣味趣向が合えばとおトクかもというところです。
それよりもポイント還元率2.0%で、さらにリクルート運営サービスを使うとプラスになるということなので、完全にO2O。
でもリクルートは、採用ビジネスがメインなはずなので、この先何をやるのか、ちょっと恐ろしいかもしれません。

画像:リクルートカードのポイントプレゼントの内容





▶大手クレジット各社も、


じゃあ、そもそもクレジットカード会社単独のカードは、どうなっているのか。ざっと調べてみました。
大手で、もっとすさまじいのがありました。JCB EITはポイントではなく最大6,000円のキャッシュバックだそうです。

画像:JCB EITのキャッシュバック

まず新規登録で、1,000円キャッシュバック。一定期間に10万円以上利用したら、3,000円。公共料金の支払いで最大1,000円。QUICPayで3,000円以上使ったら、800円。マイページにログインしたら200円を、それぞれキャッシュバックという内容なので、ハードルが高いというよりも、このカード1枚だけで囲い込みたいということなんでしょうか。
しかも、このカードはリボ払い専用なので、若者が主なターゲットのように思えます。

※発見してしまったのですが、特定の比較サイトから飛ぶと、最大7,000円キャッシュバックになっています。テストマーケティングだと思いますが、シビアに比較する人向けの施策でしょう(笑)




三井住友VISAは、ギフトカードで最大8,000円分プレゼントだそうです。

画像:三井住友VISAのプレゼント

ドコモのおサイフケータイ/iDに入会で1,000円分のギフトカードプレゼントとか、かなり限定されてしまいますが大手では、このあたりが最も加入時の条件が良さそうです。




この記事は、新たにクレジットカードに入りましょうとお薦めしてるわけではありませんし、書いている情報は10月4日現在のもので、今後どんなサービスになるのか想像できません。
ただ加入時のプレゼントからすると加入獲得競争は加熱しているようですし、Yahoo! ・Tポイント連合や楽天のポイントは、ポイントが付く加盟店はもちろん、ポイントが使える場所がこれだけ広がってくると、まるで通貨のようです。実際の現金と変わらなければ、衝動的な人は、どんどん取り込まれてしまいそうなのでご注意を。


ここで疑問です。買い物をする、サービスを利用することでポイントが付くなら、実質的な値引き。ポイント付与競争が激化すれば、値引きが激化しているのと同じだから、デフレがより進行すると考えていいでしょうか。

あるいはリクルートカードのように、カード利用・サービス利用両方でポイントが付くような仕組みが拡大するなら、日銀が発行している1万円札は、12,400円とか16,000円とかの価値を持ってしまう? ということは、1万円札の価値が目減りしてインフレが進行するということ?


どうなんでしょう。今までの経済学とは、相容れない状況のような。
教えて、えらい人(笑)



使っている画像は、下記の各サイトからスクリーンショットさせていただきました。
今現在の私の環境からなので、同じ内容が表示されるかどうかはわかりません。

Yahoo! JCBカード
楽天カード
リクルートカード
JCB EIT
三井住友VISA

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