2015年4月21日火曜日

ソーシャルメディアを中心とした拡散の方程式

画像:ソーシャルメディア発の情報拡散イメージ

拡散の手段として、ソーシャルメディアを使おう。こうするといいというノウハウは数多く出回っています。でもその多くは特設サイトなどオウンドメディアのコンテンツがあって、賞品をあげるという核になるキャンペーンがあったり。あるいはテレビCMなどのマスメディアの補助としての使われ方だったり。などなど、ソーシャルメディアはメインの扱いではなく、実質的にサブ的な拡散手段になっているものが多いように見受けられます。

私はソーシャルメディアを中心にしても、十二分に情報伝達することだってできる。むしろソーシャルメディア中心に考えないと、届けたい人に届かない。死角が多すぎるのではと考えています。
またなにより違うのは、コストパフォーマンス。費用だって桁違いです。

今回は最近手がけさせていただいたあるキャンペーンの事例をベースに、拡散していく構造について書いてみたいと思います。ここでは文章や写真の表現について触れませんので、ご興味があれば他の記事を読んでみてください。


◎ファンを大切にするティーザー


ソーシャルメディアが当たり前の存在になってから、興味がある人たちが、自分から近づいて来てくれるようになりました。
まずその人たちに、キャンペーンの情報が届くようにします。
必ずしもティーザー的(覆面広告)である必要はないと思いますが、フォロワーやファンには、他からよりも早く情報が届くことが大切です。情報が漏れてTwitterなどで出回ったり、仕掛けたパブリシティの情報が先だと、希少性があるとか大切にされているとは感じてもらえません。
もちろんメルマガがあるなら、それが最優先。その次にソーシャルメディアでの発信です。

下の画像は、Twitterのインプレッションです。3万前後のインプレッションが3日間続いています。大きな数字ではありませんし、普段と比較してそれほど増えてはいませんが、メルマガや他のソーシャルメディアでも発信していますので、このキャンペーンのティーザー期としては十分かなと考えていました。
積極的な興味のある人に、まず届く。ない人には届かなくていいという割り切りもあっていいのではないでしょうか。



◎ネットメディアへのアプローチ


このキャンペーンの時には、どこに対してパブリシティのアプローチをするかを相談されたのですが、うちからは60サイトぐらいの候補を出させていただきました。
パブリシティというと、どこの企業でも世間的にも名の通った有名サイトが上げられます。でもそれだけだと「ビジネスパーソン向け」には届いても、顧客になってくれそうな人たちにはあまり届きません。例えば日経新聞に掲載されれば、同業他社は注目しますが、一般的に拡散するでしょうか?

拡散させることを目的にしているサイトは、拡散する記事の作り方に長けています。ビジネスパーソン向けも押さえたいですが、切り口が違います。
タイアップ/ペイドパブリシティならともかく、純粋に記事として書いてもらいたいなら、ネタ/素材として合いそうなサイトにはアプローチしてみるべきです。

絶対数は必要ですが、プライオリティがあります。

・実際に取材してくれるところを優先する
メールや電話、写真の提供だけでもありだと思いますが、最も優先すべきなのは、足を運んで取材してくれるところ。記者の人が取材し、写真を撮り、独自の視点で記事を書いているサイトが最も重要です。
拡散の規模だけ考えると、プレスリリースと提供素材だけでバズる記事を書き上げるサイトもありますが、それに反応する人たちも刹那的に終わってしまいます。

・ポータルサイトに配信されているかどうか
中でも最強は、やはりYahoo!ニュース。Yahoo!ニュースは、月間100億PVを稼ぐそうです。トピックスに選ばれトップページに掲載されると、間違いなく爆発的に拡散します。
Yahoo!ニュースには提携メディアから毎日4000本のニュースが届き、その中から編集部でトピックスを選ぶそうですが、まずこの提携メディアであることが必要です。
この時はYahoo!ニュースになりましたが、残念ながらトピックス入りはしませんでした。




・タイアップ/ペイドパブリシティの多いサイトは、後回しに
ネットメディアもどんどんタイアップを手がけています。広告なのか記事なのか判別のつきにくい表記が多いですが、それを見抜き、読み流す人たちも増えているのではないでしょうか。

誰に対して影響力があるのかという視点も必要です。
また競合社のタイアップを多く扱っているサイトは、無料で扱ってくれないと考えておいた方がいいかもしれません。雑誌と似たような状況なのかもです。



◎臨場感のある発信


ソーシャルメディアでは、まず目新しいことが求められます。事件や事故などでも、マスメディアより早く情報が流れます。Twitterはそもそも「なう」がメインのソーシャルメディア。だから理想は、キャンペーンやイベントの立ち上がりからの「実況中継」です。
今回はリアルタイムではありませんでしたが、それでも1時間遅れほどで発信していきました。

この時は初日だけで、12万インプレッション越え。目盛りの単位が、変わってしまいました。その後も4万越えが続きます。


この日、最も数字を稼いだのは、こちらの投稿でした。この日全体の12万インプレッションの半分以上を稼ぎ、10%ほどのエンゲージメントという高い数字です。


この日、上のグラフでは18回のツイートとなっていますが、単独では12回程度。あとは返信してくれた方への返信でした。この日は、タレントの方たちも複数絡んでくれました。トルネードが起こっています。
『インフルエンサーって、誰?』

Facebookでは1日に何度できないので、日をまたいで数回投稿しました。Twitterのような拡散はありませんが、高いリーチでした。

こうなると急上昇トレンドになって、あちこちのソーシャルメディアで拡散していきます。それだけではありません。後述します。


◎取り上げてくれたネットメディアとの絡み


ソーシャルメディア内で、どれぐらい話題を持続させたいか、新製品の発売がすぐに控えているなどさまざまな条件があると思います。逆に何日間も持続させたい場合、自社アカウントだけで保たせるのは、ほぼ不可能ではないでしょうか。

取材してくれたネットメディアが記事にしてくれて、ソーシャルメディアで発信してくれるまでにはタイムラグがあります。
自社アカウントが最も早く発信し、拡散させるのは当然ですが、複数のネットメディアの記事がそれぞれの視点で、次々に公開されれば、リツイートや返信でさらに拡散させることができます。拡散させることは、相互にメリットが大きいです。

ポイントは、それぞれ独自の視点というところ。

ニュースリリースを要約して、提供した写真素材などを使っているだけでは、誰も喜んでくれず、拡散させてくれません。
トレンド入りするとスパムアフェリエイトが関係がない内容なのに、キーワードとして使ってサイトに誘導しようとしますが、それに近いウザいアカウントになってしまいます。だからこそ、取材してくれるネットメディアが大切なんですね。


◎一定以上拡散すると、マスメディアから取材の申し込みが入る


マスメディアの前に言及しておくと、大きく拡散すると確実なのはグノシーで配信されます。先にYahoo!ニュースのことを書きましたが、Yahoo!は提携しているサイトからの情報のチョイス。グノシーは基本キュレーションサービスで、ユーザーが興味を持ちそうなニュースを独自のアルゴリズムで「はてなブックマーク、Facebook、Twitter」からピックアップしているそうです。



なにより、マスメディアでも取り上げられる可能性も高くなります。視聴者層・読者層の興味に合致しているネタは、もしかするとネットで探しているのがメインかもしれません。情報番組的なものだと、まずソーシャルメディアから拾っている可能性が大です。
今回の事例では二つのテレビ番組から、取材が入りました。もちろん無料です。
一見、純粋な番組に見えるものでも、けっこうタイアップがあります。でもニュースバリューがあると考えられれば別なんでしょうね。その判断基準のひとつが、トレンド・拡散の程度ではないでしょうか。



そして放送されることを、こちらから共有していけば、さらに話題は続いていきます。

 株式会社イグジィット ウェブサイト

2015年4月3日金曜日

[ソーシャルメディアで投稿してくださいキャンペーン]をやったら、どうなるか


このところ、続けて気になるキャンペーンがありました。ソーシャルメディアで投稿するとメリットがあるというものですが、結果はどうだったのでしょう。大小、全部で四つ。最初のはキャンペーンですらありませんが、どれぐらいの効果があるのか気になるきっかけになったものです。


メリットなく、Instagramにシェアしようと促す中目黒のピッツァ店


初めて入ったピッツァフォルノカフェというワンコインからピザが食べられるお店でレジに並んでいたら、「写真をおしゃれに撮って、シェアしよう」というPOPがありました。
#pizzafornocafeとハッシュタグをつけてInstagramに投稿しようという内容。え、特典はなにもない!? しかもInstagramだけなのかと大胆さに驚きました。
このお店、前払い方式で安めの値段ですが、けっこう本格的にピザを作っています。内外装もおしゃれです。だからといって、そんな投稿してくれるかなと疑問がわきました。照明も、いい条件ではありません。


席について、ピザが来るまでの間に検索してみました。焼き上がるまでけっこう時間がかかります。すると毎日ではありませんが、投稿されています。しかも上手な人は、かなり上手です。Instagramは加工も簡単なので、やっぱりおしゃれです。


そうか、特典なくてもこれぐらい投稿してくれるんだ。お店は、無茶なお願いしているわけではないのね。単店ですから、これぐらい投稿してくれて拡散していれば、けっこうメリットは大きそうです。なんといっても、POPを作る費用だけですし。

光の条件悪いし、[5種類のチーズ&クルミ]チンクエフォルマッジなんていう見た目の地味なピザ注文しちゃったけど、一応私もプロなんだし即興で撮ってみようと、やってみました。それが一番上の写真です。
簡単に競争心をあおられています。それも手法のひとつでしょう。
甘いのは好きじゃないのに、シズル感を出そうと付いていたメイプルシロップをわざわざかけながら撮りました。単純です(笑) 



タワーレコード渋谷店移転20周年の、Twitterでつぶやこうキャンペーン


タワーレコード渋谷の1階センターに20周年を記念して、斜めったハチ公が登場しています。このハチ公を撮影をしてTwitterハッシュタグ#タワレコハチ公をつけてツイートすれば、毎日1名様に渋谷店限定で“翌月いっぱいまでいつでも使えるアナタだけポイント20倍クーポン”がもらえるというもの。


タワレコのポイントは、基本購入金額の1%=1円。クーポンの有効期限は4月末日までとなっているので、仮にがんばって3万円買ったとしたら通常は300円分のポイント。当選したら、6000円分のポイントがもらえるので、大きいのは大きい。だけど1ヶ月ちょっとでそんなに使う人なんて、そういないでしょうから、もし使ってくれればタワレコ側のメリットはもっとありそう。
3月10日から31日までの春休みのキャンペーンですから、もう終わっています。どうだったでしょう。
Yahoo!リアルタイム検索で、調べてみました。
期間中、260件ぐらいでしょうか。4月1日に25件あるので、解釈が難しいです。


巨大なタワレコ渋谷の数字としては大したことないですが、20周年記念の店頭のにぎわい感演出のひとつでしょうし、20年前に誕生したときのCMコンセプトは、「新たな待ち合わせ場所」だったとか。
もし今回もそんな目的だったとしたら、結果はokでしょうね。



ドコモの定額制音楽配信サービスdヒッツが、タワレコ渋谷をジャック


またタワレコ渋谷ですが、ドコモのdヒッツがタワレコ渋谷で大々的なキャンペーンをやっています。様々なことをやっているキャンペーンですが、外でも壁面がdヒッツ、一階でもトリックアートなどのイベントをやっています。
PR TIMES


そのトリックアートで写真を撮って、ハッシュタグ#渋谷 #dヒッツをつけ、Twitter、Instagram 、facebookで投稿すると、タワーレコードギフトカード10,000円を抽選でプレゼントするそうです。リンク先のプレスリリースには何名と出てないですが、たぶん1名でしょう。
Yahoo!リアルタイム検索で、調べてみました。TwitterとFacebookを調べられます。


毎日2〜5件ツイートされているようです。Facebookは、どうもゼロ。Instagramは、毎日0〜6件の投稿のようです。


3月27日から4月5日までですので、まだわかりません。それでもタワーレコードにかなりの利用料を払い、ジャックしているでしょうから、この数字は厳しそうです。もっともdヒッツとしては、dヒッツの契約数を増やすことが目的でしょうから、成果を窺い知ることはできません。
ただ投稿しているのは、10代中心に思えます。お金を払って音楽配信サービスを利用するかというと、難しいかもしれませんね。トリックアートで自撮り的な設定も、年齢層を見誤っている気がします。



六本木のかき氷専門店がSNS投稿で、無料になるキャンペーン


yelo(イエロ)という六本木のかき氷カフェバーが、開店1周年になる4月1日記念して、かき氷全メニューが無料になるイベントを実施しました。条件は、♯yeloとタグをつけたかき氷の写真をTwitter、Facebook、Instagramに投稿して会計時に見せると、無料になるというもの。すごく簡単ですし、好きな人ならメリットが大きいです。
ひとり1杯、かき氷以外のメニューは除外です。


4月1日の都心は、小雨が降ったりやんだり。さあどうだろうと、Twitterでチェックしていると、こんなツイートを見つけました。

ぼの ぼのさん(@bono0911)が投稿した写真 -


この天気に3時間もなんて、まるで修行のような待ち時間です。
リアルタイム検索では、ツイッターだけで100件をこえています。もっともフード系のニュースサイトなどの投稿もカウントしてしまっていますが。
TwitterやInstagramに投稿されている写真を見ても、ほとんどの人が上手で、見た目が普通のかき氷ではないものが色々出てくるので、興味をひく可能性が高いだろうなと感じました。

実際に食べてくれるのですから、お客さんになってくれる可能性の高い人を相手にしたキャンペーンです。yeloは単店ですし、知名度を上げるいい方法です。普段から人気店ですが、表通りから1本入ったところで、少し分かりづらい場所にあります。ましてや、変わったかき氷を提供しているのですから、ぴったりのキャンペーンですね。
事前にパブリシティで、フード系などのネットメディアを使っているところも、上手いなぁと思って見ていました。




仕掛けの大きさとかメリットよりも、投稿したくなる企画が求められるのは当然でしょう。そして仕組みが、簡単かどうか、ですよね。

あ、そうだ。もしかするとソーシャルメディアに投稿してもらうキャンペーンは、ドヤれるかどうかもポイントかもしれないですよ。
ドヤリング消費って、あなどれないかもしれない




 株式会社イグジィット ウェブサイト

2015年3月27日金曜日

ドヤリング消費って、あなどれないかもしれない


3年ほど前から、ドヤリングとかドヤラーという言葉が出回っています。スタバでMacBook Airを広げて、ドヤ顔で仕事したりする人のことをドヤラーと呼ぶそうです。いや、スタバじゃなくてもMacBook Airじゃなくても、ドヤリングと言ったりするそうですよ。
私も家ではMacBook Airを使っていますが、外に持ち出すことはまずありません。スタバに行くこと自体がめったにないですし、カフェなどで仕事をしようという気にもならないです。

娘の結婚式で沖縄に行った時は、ホテルに持ち込んで、朝晩仕事をしていました。空港の手荷物検査でカバンから出さなきゃいけなくて、あわてました。いくらAirが軽くても、あまり持ち歩きたくないです。

ドヤリングなんて、ノマド有名人のセルフブランディングに毒されてる。そう思っていたら、現実につながりある人ふたりから「RetinaディスプレイのAir持ってドヤりたい」と聞かされたので、そういうものなのかと。ただスタバの前は毎日通るけど、Air広げてる人はそんなに多くないよなぁ。ドヤりたい人って、少ないんじゃないのというのが実感です。

ところが先日ふとスターバックスの二階を見上げると、ずらーっとMacBook Airが並んでいました。ウソみたいです。




6席のカウンターのうち、5人がノートパソコンを広げていて、そのうちなんと4人はMacBook Air。Airの市場シェアがどれぐらいなのかは不明ですが、Free Wi-FiでSNSアカウントで手軽にログインできるとしても、どうもスタバは特別な場所ですね。


帰りにQ-FRONTのスタバを見上げても、渋谷のスクランブル交差点を見下ろすカウンター席で、ノートパソコンを使っている人は3人程度でしたが、MacBook Air以外は見当たりませんでした。
もっともこのスタバは世界有数の売り上げを誇っているそうで、ドヤリングするよりも、交差点を見下ろしながら飲食するのが主目的でしょう。このときも、立ったまま交差点を見ている人が何人もいました。
Gigazine:世界有数の売上げの渋谷スクランブル交差点前のスタバに行ってみた


ドヤラーは、ドヤれているのでしょうか


この人たちは、ドヤっと周囲の人に見せているのでしょうか。どうも、そんな意識には思えません。誰かから羨ましいと思われなければ、ドヤっても意味がありませんよね。Twitterで探してみました。
画像も一緒にツイートしている人は、多くありませんでした。ですが、こんなツイートを見つけました。


ディスプレイにiPhoneやiPadを固定して、サブディスプレイ化して使えるマウントアダプターだそうです。なるほど、仕事できそうな感じです。あっと仕事かどうかは不明ですが(笑) 
何をしていようが、ともかく一見して違いがわかるツールだということですね。これなら、羨ましいと思われる確率も上がりそうです。スタバじゃなくても、会議でドヤリングしたら、注目を集めそうですね。

買う/使うのがドヤるためというより、ほぼ持っていることが目的という場合もありますよね。
iPhoneやiPadをお持ちになっている経営層の方は多いですが、使いこなすはるか以前だという話をよく耳にします。メールの設定を、部下にやらせたりとか。
それぐらいなのに買うのは、触れておきたい・持っておきたいということでしょうか。実際に「新しいのが出たら買うけど、ほとんど使わない」とおっしゃる方もいらっしゃいます。

そう考えると、前に「Apple Watchが、ゴールドを出す戦略性について」を書きましたが、Apple Watch Edition、しかもゴールドなら、持っているだけで誰からでも違いを認識してもらえるから買うという人がいても不思議じゃなさそうです。
かつてノートパソコンでDTM(音楽を作ること)が出来るようになったころ、キャバクラに持ち込んで作った音楽を聴かせる人がけっこういたなんて話があります。今年の春は高級クラブで、Apple Watch Editionのゴールドでドヤリングする人が出てくるでしょう(笑)


ファッションのトレンドを引っ張っているのは、ドヤリング消費


女性のブランドもののバッグや財布。そして長いツケマやヒールの高さなど、年齢を問わず、コンサバからギャルまでクラスタを問わず、昔からドヤリングが盛んです。マウンティングとまでは行かなくても、仲間意識と競い合いのバランスはなかなか不思議です。
それで毎年登場するあたらしいファッションが売れているのも、否めないところ。

男性だってかつては、スーツによる序列意識が強かったと思います。でもいまやスーツ市場はどんどん衰退し、お金をかけること自体がバカバカしいと感じている人たちも少なくないでしょう。
だけど小さいとはいえファッションでの流行がなくなったわけでもないですし、その中でもドヤリングは目立ってきている。いや、それしか強いトレンドにはならないんじゃないのと私は思います。


レディスではユニクロも出しているぐらいで、アンクル丈のパンツが多くなっています。それを受けるように、メンズでもくるぶし丈のパンツやデニムが増えています。
この冬もアパレル関係の人は、くるぶし丈で、しかもソックスを履いていないのか足首見せをしていました。おじさんまでやっていて、レザーシューズで足首見せをしていました。見ていて、ブルッと震えるほどです(笑)

やはりレディスからの流れで、スウェットパンツも一部で流行しています。スウェット地自体、数年前にジャケットが流行りましたが、それでもパンツは部屋着かパジャマにしか見えません。
私の知る範囲ではトム・ブラウンが出して以降、多くのブランドでスウェットパンツが出てきました。トム・ブラウンは、なぜだかいつもパクられまくりのブランドです。



部屋着ではないことをアピールするためか、多くがテーパードやリブ付きになっているのですが、それでも着る人を選び… ますよね。モデルのような容姿じゃないと、寝起きの格好のまま出かけているように見えがちです。

ところが六本木などでは、これに“レザーシューズで足首見せ”しているおじさん達を見かけます。20代ぐらいでしている人は多くがスニーカーで、白やカラフルなソックス見せですが、足首見せはまだまだ寒いはずです。
女性の3首見せは、若くても気合いで我慢しているそうですが、男性の場合はどうなんでしょうか。

している人は、アパレル関係ではない雰囲気。くるぶし丈でスウェットパンツで足首見せというトレンドのトリプルコンボなので、間違いなくドヤリング。
ファッション好きで自己満足というより、寒いけどトレンドで固めていますよというアピールでしょう。


ソーシャルメディアで投稿する誰もがドヤラー


自撮りした写真を投稿するのもそうでしょうし、ラーメン二郎でラーメンを撮ってツイートしたりブルーボトルコーヒーの店内を撮影してFacebookに上げるのも、何かのアピール。
それで誰に羨ましがられるかというと、同じ価値観を持つ人たち。
スウェットパンツと足首見せがトレンドだと知っている人にしか、トレンド性に気がついてもらえません。しかも「してみたい」と思っている人にしか、羨ましがられません。
ラーメン二郎のインパクトある写真は、ファンであるジロリアンに「くそー、こんなマシマシ食べたい!」と思ってもらえるでしょうし、羨ましがられるでしょう。
ブルーボトルコーヒーを「昔の日本の喫茶店じゃんか」と思ってる人には、行列さえもバカバカしく感じられるでしょう。

一時期Facebookのリア充ぶりが嫌だという意見が席巻し、退会者も増えたようですが、どんな投稿だって同じ価値観を持っている人にしか受け入れられないと考えた方がいいのではないでしょうか。

私はGoogle+で週に1度ほど、猫のコミュニティに投稿しています。その投稿の半分ぐらいは、一般公開で再共有しています。猫のコミュニティは人数が多いですし猫好きの人ばかりですので、当たり前ですけどとても反応がいい。


この時はコミュニティで+1が151人ですが、一般公開では4人。それぐらい差があります。
ところが私が猫の写真を投稿することを、ある知り合いが「モテ狙いだ」と言います。どうして猫の写真が、Google+内のモテにつながるのか理解に苦しみます。
これを言った人は、東大卒でニューヨーク在住のリア充もリア充。エリートですが勉強が出来過ぎて、ちょっと精神が病んでいるのだと思います(笑) 
ともかくこの人には私の猫の投稿が、ドヤっていると思われたのですね。猫のコミュニティ内では、こんな面白い写真が撮れましたよというアピールではありますが。

こういう風に価値観を共有しない人にもアピールしてしまうケースも含めて、意識する・しないに関係なく、投稿すること自体が見ている人からすればアピールだし、ドヤリングかもしれません。


私だって個人のアカウントで投稿するときは、狙ったり考えたりするわけではありません。でも仕事で運用するときは、もちろん狙いまくり考えまくりです。今までに何度も書いている通りです。

就職に、仕事に、婚活に、モテに。ソーシャルメディアで発信することが重要だと言われ、この先も場所が変わったとしても重要度が減少することはないかもしれません。
他人からの評価が意識されればされるほど、意識するならするほど、ドヤリングによってモノ・コトも消費されるのが当たり前の流れのようですよ。


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2015年3月13日金曜日

Apple Watchが、ゴールドを出す戦略性について


来月下旬に発売が決まったというApple Watch。テック系ネットメディアでは、Apple Watchは優れものという評判から、どうもApple Watch Editionの値段やイエローゴールドやローズゴールドを出すことに納得いかない、大バカ発見器じゃないかといった、ネガティブな方向にシフトしているようです。
Techcrunch
18金のApple Watchは理想的な大馬鹿者発見器

私は長年のAppleファンですが、Apple Watchを買いたいとは、まったく思いません。時計的なものを手首に付けること自体、好きではありませんし、ウェアラブル端末としてのApple Watchにも興味がほとんど持てません。それに、いまだにiPhone5を使ってるぐらいですし。
でも、ゴールドを出すということを知ったときに、上手い戦略だなぁと思っていました。


あながち中国マーケットだけが、ターゲットじゃないと思う


Apple Watchは、価格帯順だと[Apple Watch Sport][Apple Watch][Apple Watch Edition]という3つのカテゴリーから、いくつものモデルが登場するといいます。ギークなら[Apple Watch]に飛びつきそうですし、RUNが趣味の人やウェルネスに関心がある人なら[Apple Watch Sport]に興味を持つでしょう。

じゃあ[Apple Watch Edition]は誰が買うのとなると、最安のモデルが128万円から最高額モデルは218万円ぐらいにもなるそうですし、出来ることは何も変わらないそうですから、そりゃあちょっと想像できません。 それで、大バカ発見器だのラグジュアリーを理解してないということになるのだと思います。中国市場がメインターゲットなんだという予想されるのも、ごく自然でしょう。


私も中国での販売がメインなんだろうなと思いますが、それ以外の国ではそれほど売れなくてもいいとAppleは考えてるんじゃないの。なんて想像しています。

iPhoneが登場した時は、ケータイ電話の代わりというよりも、それまでにない市場を創造しましたし、さまざまな秩序も組み替えてしまいました。今、電車の中でもどこでもゲームをする人をどこでも見ることが出来るのは、スマホがプラットフォームになっているから。任天堂が赤字になったのも専用機が売れないからだそうですが、だとすればその発端は、iPhoneの登場でしょう。

Apple WatchはiPhoneと連携して使うものなので、iPhoneより売れることは想像しにくい。でもスマートウォッチを売ること自体が目的ではなく、Apple Watchを出すことによってプラットフォームとしての幅を広げたい。今までに届かなかった層を取り込みたいと考えているのではないでしょうか。
そういうことなら、iPhone以外のスマホを使っている人や、Appleファンではない人たちを取り込むための戦略ツールだと思えます。特に世界の富裕層を取り込めたとしたら、とんでもないメリットがあるでしょう。


iPhone 5sで最も品薄だったゴールドモデル


出荷台数でどうかは分かりませんが、iPhone 5sの入荷待ち、発売から約1ヶ月の時点でゴールドモデルは、約1ヶ月だったんですよね。
Gizmode
auとドコモもiPhone 5sの入荷待ち日数を公開。ゴールドはどちらも約1ヶ月待ちみたい 

iPhone 5にはなかったゴールドが5sに登場した希少性が理由かもしれないですが、ゴールドが人気でした。

Appleが5sで最初に流したCM


廉価版iPhone 5cのcは、カラフルを意味しているそうです。カラーだけで見た場合、iPhone 5からs、そしてcへの展開は、Apple Watchとほぼ同じですよね。
そう、似たようなカラー展開は2年前に経験済みです。


Apple Watchのゴールドは、特許!?


WIREDが、Financial Timesの記事を引用して、“18金と比べて2~4倍硬く、3Dプリントに似た製法で複雑な部品をつくることができるという「金金属基複合材料」の特許”だと書いています。金とセラミックスからなる複合材料なんだそうです。
ほとんど理解できませんが、Apple Watchは特別な金を使っているということだけは分かりました。
WIRED
Apple Watchに採用された「アップルの黄金」特許とは

Appleは、Apple Watch Editionのゴールドをアピールする動画を公開しています。


他社は真似できないゴールドだってことですね。
だからってApple Watch Editionのゴールドモデルが、安いのか高いのか妥当なのかはまったく分かりませんが、プレミアム感は満点です。こういう話題もこれから広がっていきそうです。


日本では、Apple Watch Editionを特別な場所でしか販売しない?


同じゴールドといっても、iPhone 5sはシャンパンゴールド。白っぽくて、上品です。Apple Watch Editionはイエローゴールドやローズゴールドで、公開されている写真を見るとギラギラしています。中華圏ではともかく、日本では色としてどのぐらい受け入れられるでしょうか。

そんなことを思っていたら、DOVER STREET MARKET GINZAがこんなツイートをしていました。
ドーバーストリートマーケットとは、コムデギャルソンの川久保玲さんがプロデュースするセレクトショップで、ロンドンとニューヨークと銀座にしかありません(北京にもありますが、セレクトショップではないようです)。

銀座は六階建てで、コムデギャルソンの全ラインのほか、国内のブランドや海外のハイブランドが多数入っています。セレクトショップといっても、川久保玲さんをリスペクトするデザイナーたちが参加しているので、ドーバーにしかない限定商品が数多く並んでいます。
こんなショップはどこにもないので伝わらないと思いますが、私が数回入ってみた経験だと「いったいどんな人が買うんだろ?」という商品がほとんど。値段もデザインも日常的に着られる服ではありません。Appleより長くギャルソンファンをしている私が、転けそうになるほどの緊張感ですから(笑)



ウェブサイトでも、WHAT'S NEWに大きく出ています。
DOVER STREET MARKET GINZA

私はそうか、Apple Watch Editionはドーバーで売るんだな。そういうことなら、やっぱり、それほど数量を売るつもりはなさそうだと思いました。
きっとドーバーストリートマーケット銀座は、トム·ブラウンやルイ·ヴィトン、セリーヌ、サンローラン、ミュウミュウなどの巨大なハイブランドにとっても、従来の顧客とは異なる層にアピールする場所。通常のデザインや売り方とは異なるクリエイションを見せるショールーム的存在なのだと思います。銀座なので、ほど近いところに、直営店などがあるのですから。もちろんAppleだって、Apple Store銀座があります。

巨大なハイブランドは、ドーバーで飛んだデザインを見せてイメージを上げて、直営店などで売れ筋を売る。それが方程式なのだとすれば、Apple Watch Editionも似たことを狙っているのかもしれません。
ドーバーストリートマーケット銀座をショールームのように使い、他のカテゴリーのApple WatchをApple Storeやネットで販売するのがメインなのかも。あくまで、想像でしかないですが。

どこで売るのか、検索してみました。すると“高価な、Apple WATCHや、Apple EditionをApple Storeで青いTシャツで、立ちっぱなしで販売するという偉業は、さすがのAppleも敬遠した。”と書いているサイトがありました。
KandaNewsNetwork
2015年4月10日には、東京伊勢丹にApple WATCHを見に行こう!

こちらのサイトによると、「Apple Watchのお求めは世界の有名百貨店で!」ということのようです。日本では伊勢丹新宿本店以外に出てきません。
こんな風にも書いてあります。

Appleのライバルは、少なくともApple WATCHの場合は、GoogleやSAMSUNGやLGやSONYやMicrosoftではなく、TAG HEUERやOMEGA、BREITLING、ROLEXなどの時計ブランドなのである。そこの市場だけではなく、Appleが、テクノロジーをベースとした時計ブランドの戦略で考えれば、帽子のCHANELや旅行カバンのLOUIS VUITTONや馬具のHERMES、万年筆のMontblancが時計を販売するのと同様に、コンピュータや電話を作っていたAppleというブランドが時計をだしただけという解釈もできるのではないだろうか?
ブランド戦略なのは間違いないと思いますが、時計ブランドというよりも、従来の商品カテゴリーにとらわれない、むしろカテゴリーを破壊するための商品がApple Watch。
そしてその中でもApple Watch Editionは戦略商品なので、従来のファン層ではない人たちにアピールするために、特別な特許ゴールドを使っているのではないでしょうか。


そう、とても買えない私が想像してみました。
いやどうせセレブリティ以外に、売る気はなさそうです(笑)




 株式会社イグジィット ウェブサイト



2015年3月6日金曜日

スマホ対応したら、どの程度順位が上がるのか、まずそこ


2月下旬、「Googleがスマホ対応しているかどうかをモバイル検索のランキング要因として使用することを発表。4月21日からの導入予定」という話題が出て以来、さまざまなウェブ系のサイトで、どうするのかという記事が出ています。
最初に出されたのは、たぶんこちら。
海外SEO情報ブログ

昨年11月19日、Googleが「モバイル版の検索結果に [スマホ対応] というラベルをつける」と公表した日、帰宅する電車の中で[モバイルフレンドリーテスト]をさんざんやって、すぐブログに書きました。
Googleの[モバイルフレンドリーテスト]をやりまくって理解したこと

この時は、Googleのいうモバイルフレンドリーは常識的なところだよな。むしろこの内容は甘いんじゃないの、ぐらいに。
それが、4月21日前後からモバイル検索に反映させるとのこと。素早いですね。


「モバイルフレンドリー」だったサイトにも、問題検出のお知らせが


うちで管理させていただいているサイトに2月上旬「モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました」というお知らせが来ていました。

リニューアルさせていただいて、予算の都合上、モバイル対応は最低限のところしかしていませんでした。当初、[モバイルフレンドリーテスト]では、モバイルフレンドリーですと出ていたのです。その後、Googlebotが対応していないところを見つけたということですね。さすがです(笑) 
ただスマホ検索すると、 [スマホ対応] ラベルは付いています。

「モバイル ユーザビリティ上の問題が検出されました」というお知らせが来た時も、そして4月21日ごろから順位に反映するそうですよということも、その都度、クライアントに伝えています。
その都度、どう思うかを聞かれました。制作会社としては、売り上げが上がった方がいいので、もちろん対応する方がいい。でも、その予算がない。
いや、あるない以前に、あまりモバイルを重要視されていないのです。

正直に、 [スマホ対応] ラベルは付いているのだし、最適化したところで、どれで順位が上がるかというと疑問だとお話させていただきました。しばらくして、対応具合がどうランキングに影響するかは不明ですが。

それよりもどういうターゲットで、どういうワードで検索されるかを想定しないと、最適化する意味があまりない。
レスポンシブデザインにして、PCで作っているコンテンツのすべてをスマホで見せたところで、誰も見ないし、たいがいはナビゲーションがユーザーフレンドリーではなくなります。Googleの基準よりも、まずアクセスしてくれる人を大切にしないと。

とまあ、そんな風に書いていると長くなるので、私が思うポイントだけを書いておきます。


ECサイトなら、今すぐに [スマホ対応] すべき


アクセス数だけではなく、今後ますますスマホからの購入が増えるのは間違いないでしょう。ECサイトでは、キーワードを考えることも大切ですが、どんなワードで流入されるかが分かりません。
長時間スマホをいじっている人は、スマホの中で暇つぶしから買い物まで、完結してしまう可能性が高いはずです。

ジェイアール東日本企画から、第一回交通モバイル調査の結果が発表されています。
もちろんJR東日本のハウスエージェンシーですし、交通広告に接触した人が対象ですから、強いバイアスはあると思います。それでも「交通広告接触後に、3割の人が車内で検索、2割がSNSで拡散、商品を購入」というのですから、驚きです。
2015.2.26 交通広告はトレンド情報、モバイルは詳細情報

特に20代男性は、40.7%が「実際に商品を購入した」となっています。


もちろんモバイルで購入したとは限りませんが、情報を調べようと検索したときに出てこなければ機会を失います。ECサイトなら、否応なく対応が必要です。対応はGoogleの指摘通りにやればいいだけです。
それが最低の基準だと思います。


社名やブランド名での検索がほとんどなら、部分的な対応でもOK


すべてのページを対応させるのが、もちろんいい。でも予算が厳しく、あまり振り分けられないのであれば、一部だけの対応でもいいのではないでしょうか。
ECサイトではない、社名やブランド名が知られている、B to Bなどで、スマホから検索される時のキーワードがほぼ特定される場合、Googleが何を言って来ても、必ずしもすべてのページを対応させる必要はないと思います。

たとえば採用活動に力を入れている場合は、PCで出しているリクルート関連の情報を、スマホ用にコンパクトに再編集するなどすればいいのではないでしょうか。レスポンシブではなく、アクセスして来たデバイスによって振り分ければいいだけです。


モバイル ユーザビリティよりも上位に表示される要因もある?


Googleは、ランキング要因に使うと言っているだけです。対応したからといって、一位になるわけではありません。モバイル ユーザビリティとランキングは必要十分条件の関係ではなく、他の要因が強く影響を及ぼすことも考えられます。
現状で見てみましょう。

スマホのGoogle検索で、オーガニックで[表参道 パンケーキ]を検索してみました。結果は下の画像の左側です。


一位は「レインボーパンケーキ」のGoogleマップ/プレイスの情報ですね。Googleプレイスに関しては、何度も書いていますので、そちらをお読みください。
リアル店舗が、Googleの仕組みを知らなかったら困っていた実例

二番目以降には、まとめ、グルメサイト、情報サイトと続きます。6番目にやっと「カフェ・カイラ」が入ります。
そして一位の「レインボーパンケーキ」には詳細まで付いていて、タップすると右の画像のようになります。電話・経路検索・ウェブサイトまで出て来て、口コミ、やっとその下に二番目以降の検索結果が表示されます。口コミは、Googleプレイスです。

仮に、どこのパンケーキ店に行こうと、あらかじめ決めずに原宿駅などに降り立って検索したとしたら、「レインボーパンケーキ」が圧倒的に有利です。

この結果が4月21日以降、どう変わるでしょうか。
私の予想では、「カフェ・カイラ表参道店」が下位にポンと追いやられるぐらいだと思います。「カフェ・カイラ表参道店」はこの時点で [スマホ対応] ラベルが付いていません。
一位は「レインボーパンケーキ」はどうでしょうか。Googleマップ/プレイスの情報が有利なのは、変わりなさそうです。
まとめ、グルメサイト、情報サイトもスマホ対応という要因では、変わらなさそうです。


スマホファーストは、ユーザーファーストの再編集が必要に


Googleの考えるモバイルフレンドリーは、こういうことです。
検索結果をもっとモバイル フレンドリーに

今の段階では、Googleの忠告に従ってモバイル対応しておけば、モバイル検索での順位が下がることはなさそうです。でも上がるのは、きっと別の要因。
また検索ランキングではなく、本当にユーザーのニーズに合致しているかどうか、使われるシーンに向けて作られているかどうかということだって、とても重要です。

上に書いたジェイアール東日本企画の調査結果を信頼するなら、スマホで何でも完結する人が急増しているように思えます。空き時間の奪い合いは、とんでもないことになっているようです。どうせ対応するならPCメインの従来の発想ではなく、スマホファーストで考えるのが当たり前のタイミングだと思います。



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