2014年6月26日木曜日

Facebookが、サッカーファンと交流しようと言うけれど

6月12日、Facebookからこんなメールが届きました。


画像:フェイスブックからのメール

ちょっと言ってることが、アヤシイです。だいたい区で分けてメールしてきているのが不思議です。なぜ、その区だけなんでしょうか。しかも下の[サッカーファン向けの投稿を作成する]をクリックしても、ただFacebookページに飛ぶだけで、アドバイスがあるわけじゃありません。

「大切なファン層」とは、すでに[いいね!]してくれた人のこと。その中のサッカーファンにリーチしよう、なら理解できますが。結局のところは「今まで興味を持ってくれなかった人たちを、ワールドカップに関連づけた投稿で惹きつけよう」です。
仮にワールドカップに関連づけた投稿をしたとして、新しいファンを獲得できるのでしょうか。Facebookページの投稿は、ファンではない人のニュースフィールドに表示されることすら、ありません。

ハッシュタグつけて(#‎WorldCup)投稿したとしても世界への発信ですから、あまり意味がないです。‬それに個人ではなく、オフィシャルスポンサーでもない企業アカウントが#‎WorldCupを付けるのはどうなんでしょう。インテレクチュアルプロパティ上の問題だけではなくて、またファン感情的にもプラスにはならない気がします。




◎Facebookがやっている、ワールドカップ盛り上げコンテンツ


Facebookは今回のワールドカップ2014に先駆けて、「ワールドカップトレンド」を発表しました。「ワールドカップトレンド」には最新スコアやチームや選手からの投稿が集約されています。最新スコアならTwitterもやっていますが、たぶんTwitterの方が便利なのではないでしょうか。
ワールドカップトレンド

画像:フェイスブック ワールドカップトレンドのスクリーンショット


ただこんな投稿まで集まっていますので、基準がわかりません。まさか文章中にWorld Cupが入っていれば、なんでも集めて生成しているのではないと思いますが… Brazil2014と書いてありますから、もしかしてこのアーティストは、FIFA World Cup2014の公式ソングを作ったのでしょうか。わかりません(笑)

画像:フェイスブック ワールドカップトレンドの投稿のスクリーンショット


それ以外には、著名な選手10人のファンマップがあります。これも、だから何?という気がします。日本選手は入っていません。国別と市町村別があって、メッシファンは日本にもけっこういるのに、市町村で表示するとゼロに見える不思議なものです。

画像:フェイスブック ワールドカップトレンドのファンマップ国別のスクリーンショット

画像:フェイスブック ワールドカップトレンドのファンマップ市町村別のスクリーンショット




◎ワールドカップがらみで、投稿してみました


私自身の考え方は、企業アカウントがその時のトレンドを無視してソーシャルメディアで投稿しても意味がない。Twitterでは特にそうだと考えています。
ツイッターで、トレンドに乗るとはこういうこと (1)

でも、だからといって、無理矢理トレンドにからんでいっても効果はないですし、ワールドカップがらみだと前述のように、知的財産権の問題がまず考えられます。だからこそ、Facebookは「サッカーファンと交流しよう」と書き、あえて「ワールドカップ」という言葉を使っていないのでしょう。

またサッカーファンにとっても、サッカーとなんの関係も企業が、とつぜんワールドカップのことを言い出したら、反感を持たれるかもしれません。
Twitterのアカウントはキャラクター色が強く出るので、日頃からサッカーのことをつぶやいている「サッカーファンの中の人」がワールドカップについてツイートしていても、おかしくはないかもしれません。それでも企業アカウントとしては、ほとんど意味はないと思いますが。

ところがFacebookだと、中の人個人のパーソナリティを出している企業アカウントは、まず見かけません。ソーシャルメディアとしての特性が違います。だから危険なんです。


今回、Facebookから来たメールのアカウント企業からは、ワールドカップに関して、なんの指示もありませんでした。上の方に、興味ある人がいないのかもしれません。
でも、ワールドカップ関連の商品も扱っているんです。
だから私からやりませんかと働きかけ、撮影等をして準備をしていました。



結局、具体的な商品以外のことも投稿しました。

15日日曜日、朝10:00からのコートジボワール戦の前日、ある情報を知りました。知ったのは夜の11時過ぎなので、投稿していいかどうか、連絡したところで返事を待っていられません。
これまでも商品やサービス以外の、関連するネタを投稿したことはありますので、やってしまうことにしました。深夜です。
そしたらこれが、3000人ほどにリーチ。シェアも複数あるだけではなく、それ以前の投稿にも[いいね!]が付き始めました。実は狙い通りです。普通、土曜の深夜なんて利用者が激減している時間帯だと言われますが、日曜朝からコートジボワール戦が放送されます。
ほとんどの人がまだ知らないネタの鮮度と、タイミングですね。他の企業アカウントはまず寝ています。


20日金曜日のギリシャ戦。その前日は、朝からワールドカップ関連の商品のことをFacebookほかで投稿しました。それなりの反応だと思っていたら、夜になって会社に電話がかかってきました。あるお店から苦情なのか心配なのか、これ以上投稿しないでくれ。前のも出来れば削除してくれという要望があったということでした。

お店は日曜日の渋谷の混乱の報道などを見て、サッカーファンが大挙して押し寄せたらどうするのか。なんの準備もしていないのにと、心配されているようです。
私はそんなことは、絶対に起こらない。サッカーファンが来るのは、パブリックビューイングをやっているような場所だけだし、それも渋谷、新宿や横浜などの駅周辺じゃないと集まるわけがない。
もし逆に大挙して来てもらおうとすれば、1ヵ月以上前から仕掛けても、ソーシャルメディアだけじゃ無理ですからと伝えてもらって、なんとか納得してもらった。
私にすれば笑い話のような内容なんですが、大変なやりとりでした。


コートジボワール戦終了後の渋谷のスクランブル交差点には、痴漢が出たとか、混乱ぶりがテレビやネットでさんざん流れていたので心配されるのも無理ないですが、日曜日だし渋谷だし、特異な条件が重なっています。
私は日曜日の午後、仕事で横浜駅東口に行っていましたが、サッカーファンが大勢いたものの混乱している様子はありませんでした。

画像:wc第一戦後の横浜駅周辺の様子



実際どうだったか。問題はありませんでした。
20日金曜日の朝、出勤時のスクランブル交差点ですら、警察による交通規制がありましたが、混乱というような状況はありませんでした。

画像:wc第二戦後の渋谷スクランブル交差点の様子




Facebookが薦めるようなサッカーファンとの交流は、難しいです。
それはもう公式スポンサーが、大金と手間ひまをかけて参入しているのですから。
安易に、乗っかろうとしない方がいいかと思われます。




画像:ソーシャル代行しますバナー

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