ネコノミクス効果2兆3162億円なんて言われ、猫が主役のCMを見ない日はないぐらいの猫ブーム。過疎っているといわれるGoogle+でも「猫の集会」というコミュニティーの参加者は4万人を超え、ほぼ24時間猫の写真や動画が投稿され大変な盛り上がりです。
そして昨日、2月22日は「猫の日」。さまざまな企業が乗っかるだろうなと見ていました。Twitterではずっとトレンドになるお祭り騒ぎ。意外にもGoogle+やFacebookでは、ほとんど動きがありませんでした。
私は個人では「猫の日だ」と投稿しましたが、仕事上は何も便乗しませんでした。猫と関連のあるアカウントは、まったくありません。
ところが関係ないはずなのに、Twitterでは、がっつり乗っかった企業アカウントもあるのです。
有名アカウントたちは、名前まで猫に絡めて
シャープは、「ニャープ」に。キングジムは、「キングにゃム」に。井村屋は、「いむニャや」に。パインアメは、「パインニャメ」に。東急ハンズのメインアカウントは、「東急にゃンズ」に変えていました。
このへんのアカウントの凄いところは、自社の商品に絡めてしまうところです。無理があるものものは笑いで、少しでも関係があれば機能を強調します。パインは、とにかく絵に商品を使うのがセオリーのようです。
トヨタやキリンビールなど、ビジュアルを作って猫の日に絡めた大手アカウントもありましたが、笑いに変えないとソーシャルメディア上では厳しいかもしれません。
東急ハンズは、新宿店が来月からやるイベントの告知みたいです。
GoogleやWindowsなど、外資系IT企業も「猫の日」に参戦
外資系でしかもIT企業となると、まったく興味なさそうですが、さすがに押さえるところは押さえてます。
猫を飼っているところは、もちろん
動物園なら、もちろん猫の日に出すだろうなと予想していたら、なんと水族館まで。こんなの知りませんでした。
猫を切り口に自社のサービスを編集して見せる
こんな切り口があったんだと感心したのがエールフランス。これを見て、エールフランスを選ぶ猫好きの人もいるはずです。HISはGoogleのストリートビューと似た切り口ですが、ランキングでやっているところが面白いです。日本でもウサギの島に外国人観光客が来るといいますから、やれそうですね。
素材がないから、募集してしまう方法
カタログ通販のニッセンは、特設の猫用品サイト「ニャッセン」 を開設。フォトコンテストを実施、TwitterかInstagramでの投稿で応募という方法。
#ニャッセンには、続々写真が集まっています。
ユニークなのは、タニタ。こんなツイートをしています。
集まった写真は50以上。なんてお手軽なんだと思いますが、普段から面白アカウントだと知られているからできることでしょう。集まった写真は、上のツイートに返信されていますので、Twitterに飛べば見ることができますよ。
うちでも猫は、なぜだか体重計に乗りたがります。そこを写真に撮ってる人は、きっと多いでしょう。猫を飼っている人の発想ですね。
日産は#猫バンバン啓蒙プロジェクトとリンク
以前からあるムーブメントで、日産がプロジェクトとしてやっている猫バンバン運動。猫が冬場に寒さをしのぐため、車のボンネットに忍び込んでしまい、気づかないで発車し起こる事故を防ごうというプロジェクトなのですが、猫の日、こんなツイートをされていました。
その1週間前には、YouTubeで動画も公開しています。この動画の素材は、一般の人たちがソーシャルメディアで投稿したものです。私はGoogle+の猫のコミュニティの人が投稿されていたので、それを知りました。
猫の日を機に、さらに輪を広げようとしたのだと思いますが、猫好きの間で日産のイメージは急上昇しているはずです。
この動画、海外でも人気なんだそうです。
#猫バンバンプロジェクト