2014年7月15日火曜日

ブルーって、ダイエットカラーじゃなかったの?



今朝マクドナルドの前を通ったら、「スパニッシュオムレツマフィン」という商品のバナーが出ていました。

背景はサムライブルーで、そこに商品が直接置かれている感じです。この記事を書くためにあとから写真を撮りにいったら、10時半までのモーニングメニューでした。
ワールドカップのメニューのようなので、このシリーズですね。

画像:マクドナルドの店頭



この記事を書いたときも『ブルーって、ダイエットカラーなのに食品に使って大丈夫なんだろうか』と思いました。
もちろん商品は切り抜きで、背景と合成しているのでしょうから、一緒に撮影したときのような「青が被る」ということはありません。

そんなことを思いながら歩いていると、エクセシオールカフェでもブルーを大々的に使っているメニューがありました。

画像:エクセシオールカフェのバナー



これは海っぽいイメージで、しかもサンドの背景にはブルーがないので影響は少ないと思うのですが、もしかしたらワールドカップだけじゃなくて、食品にブルーを合わせるのって流行なのかもね。夏とか朝ということなら、冷たくない商品でもそれほど抵抗なくなってきたのかな、という風に想像しました。


色が喚起するエモーション


色彩心理学みたいなことは絶対的じゃなく、国によって地域によって、つまりは接触している環境や文化によって異なると考えるのが妥当でしょう。検証しようとすれば、統計を取るしかありません。実際、このジャンルのデータはなかなかありません。

また様々な考察も、どうなんでしょうと思ってしまいます。
こちら(Psychology Of Color In Logo Design)に掲載されているColor Emotion Guideにしても単純にロゴだけの色なら妥当だと思えますが、現実的には背景にどんな色を使うか、組み合わせで印象はまったく変わってしまいます。

画像:Color Emotion Guide



The Logo Company

あ、それからYahoo!の紫ロゴは、日本では使われていませんね。余談ですけど。
Yahoo! JAPANロゴのクリーンアップ

細かく見ていくとここに取り上げられているロゴだけでも、ちょっと単純過ぎるEmotion Guideなんじゃないのと、私なんかは思ってしまいます。



ブルーは、ダイエットに役立つの?


青のことに戻りましょう。

青は、空や海の色。
だから爽やかとか冷静というイメージを、多くの人が持つのかもしれません。冷静だから信用できるみたいなことに、つながるのでしょうか。
また青は、静脈の血のイメージ。そして有害な食べものや毒。
自然界で食べられるものには、青は極めて少ないと言われます。腐っているようなイメージがあるのかもです。

だから、こんな商品があります。「基本的な使い方としては、食べ終わりたいときに掛けます。それ以上食べたいという気持ちが弱くなります」ということだそうです。
青色ダイエットめがね

『ダイエットカメラ』というアプリも登場しています。

画像:ダイエットカメラのスクリーンショット

レビューによると不具合が多いようですが。いや、それ以前にわざわざ写真に撮るのが、私にはかなり不可解です。

とにかく青い色が被ると、マズそうだ。なにか気持ち悪いものに見え、食欲を減退させるということですね。当たり前ですけれども(笑)


実際に、撮ってみました


モスバーガーに行って、てりやきを買ってきました。
会社にあるものでちゃちゃっと雰囲気を作って、iPhoneで自然光だけで撮ってみました。てりやきは和風なので、なにかちぐはぐですが。
画像:照り焼きをナチュラルに撮ってみた
てりやきソースも染み込んでいますし、シズル感に欠けます。ただ自然な雰囲気で、私にはおいしそうに感じます。


今度はサムライブルーぽい布を敷いて、撮ってみました。
画像:照り焼きをブルーランチョンで撮ってみた
やはりブルーが反射し、特にパンの色が気持ち悪い感じになってしまいました。ただ全体の印象として、ブルーはかなり新鮮。ピシッと締まった感じになったと思います。いままでは、冷たい食品以外ではほとんど使われていないので、新鮮なのかもしれません。 マクドナルドのワールドカップメニューのように、商品を切り抜いて合成すれば、問題なさそうです。
ただエモーション・情動という感じではないですね。視覚的な強さ、インパクトであって、食べたい!となるシズル感は希薄です。

マクドナルドのワールドカップメニューの売れ行きが、どうだったか。気になるところです。



バナー:ウェブ、グラフィック、そしてソーシャルなつながりをデザインする制作会社です


2014年7月7日月曜日

ソーシャルメディアで予約投稿を使うぐらいなら、やらない方がいい



先週、『メルマガが終了したとか、してないとか、そんな話はどうでもいいのに』を書きましたが、ほかにも毎回メルマガの草案をチェックしてくれとおっしゃる企業の担当者がいらっしゃいます。
こちらはECサイトではないのでメルマガからの導線をどうするかとか、そんなことではなくて、送る前に文章そのものに対する意見を聞かせてくれというのです。仕事ではないのですが読んでみると、お天気のことがかなりの頻度で出てきます。


今なら、「梅雨になって〜」とか「はっきりしないお天気ですね」とか「蒸し暑いので、熱中症にお気をつけください」みたいなことが入ってきます。
私は今の季節は特に、「あいさつがわりのお天気話は、やめた方がいいです」と言います。メルマガですから、予約投稿です。
たとえば明日の朝送る設定だとして、冒頭に「はっきりしないお天気ですね」と書いて送ったとします。ぐずついたお天気ならともかく、ゲリラ豪雨ならどうでしょう。床上浸水しているような時に、「はっきりしないお天気ですね」というメールが来たら、どう感じるでしょう。

あえてお天気に触れるメリットがあるならともかく、です。


メールだから大変なときには開封率が低くなるので、そんなに影響はないとおっしゃる方もいらっしゃるでしょう。でも意味のないリスクを冒す必要はないですよね。
毎日のように、日本列島のどこかで自然災害が起こっているような時期ですし。



SNSでも予約投稿が便利だという声が



Facebookページにも、予約投稿の機能があります。かつては「いいね!してくれたファンの人たちに向けて発信されます」「多くのファンがアクティブな時間帯を狙いましょう」という人が多かったですが、いまや投稿してもファンの人たちのページにさえ表示されません。[ページフィード]といういいね!した企業ページなどをまとめたエリアに表示されるだけです。
しかもどこの企業も同じような時間帯に投稿しますので、わざわざ[ページフィード]を見てくれても、埋もれてしまう可能性が大きいのです。だから私は、効果的だと言われる時間帯以外の時間帯こそ、効果的だと考えています。


Twitterでも、予約投稿の機能があります。Facebookと同じようなことが言われますが、Twitterはさらに極端です。アクティブな人が多い時間帯は、投稿も激増しています。予約投稿をした投稿も、あっという間に流れていってしまいます。


Youtubeには、[公開予約]という機能があります。かつては誰でも使えたと思いますが、今はパートナーのみのようです。パートナーとは、動画に広告を掲載したりして収益を得るための登録者です。




多くのブログサービスでは、予約投稿の機能があります。夜中に書いたり、まとめて何本も書く人にはいいかもしれないですね。



リアルタイムではなく一方的な発信でよければ、あり?


企業のソーシャルメディア運用で、リアルタイムじゃなくてもインタラクティブじゃなくてもいい投稿というのは、なかなか考えづらいです。「あけましておめでとう」やセールやキャンペーンのスタート告知、あるいはワールドカップの放送時間に合わせて朝四時に投稿するとか、そういうときならありそうですけが。

予約投稿を推奨している人の多くは、楽だ、便利だというだけの視点ではないでしょうか。
ところが最初に書いているような、予約投稿した時間帯にゲリラ豪雨があって、被害が出ていたらどうでしょう。
あるいは大きな事故が起こっていたら、どうでしょう。

そして何より、投稿内容にクレームが来ていたら、どうでしょう。多くの人は、ソーシャルメディアでは、中の人が今書いていると捉えています。クレーム対応では、まず何らかのレンポンスをすることではないでしょうか。
事実関係がわからない内容でも、「調べて、できるだけ早くご回答いたします」と反応しているのと、慎重に調べて丸一日経ってから答えるのとでは、印象がまったく違うはずです。

ソーシャルメディアの運用で「やらかさないために」、慎重に内容を検討して投稿するためにも予約投稿がいいという声がありますが、逆に大きなリスクだって抱えています。


また拡散していくためには、一度の投稿では不十分です。傾聴しながら、それなりに間隔を開けて、投稿することが不可欠だと私は考えます。もちろん勢いを持って拡散している途中に、次の投稿をする必要はありませんし。
予約投稿であらかじめ予想して、組み立てておくなんて不可能です。



個人なら、予約投稿ツールを使っていい?


予約投稿で有名な、BufferというFacebook、TwitterからLinkedinまでの投稿をスケジュールングできるツールがあります。
iPhone用のアプリには、こんな風に書いてあります。

シェアしたいリンク、テキスト、写真、動画などは、全てBufferへ追加しましょう。あなたの更新は、自動的にスケジュールが組まれ、日を空けて好きなソーシャルネットワークに投稿されます。もちろん、全ての更新は、アプリ内の「今すぐ投稿」ボタンから可能。 
例えば、あなたが5つの素晴らしい記事と2枚のおもしろ画像を見つけて、それをシェアしたくなったとします。でも、それを全て連続投稿すると、あなたの友人やフォロワーはうんざり。代わりに、それをあなたのBufferへ追加してみましょう。すると、数日掛けてソーシャルメディアに上手く投稿することができます。



とにかく、おもしろいと思ったものをチェックしていけばいい。ウザがられないように分散投稿もしてくれると。これは便利だ。
ただ、まるでBotのようですし、いずれにせよ、とんでもない投稿数になりそうです。


一年前の記事ですが、こんなのがありました。好調みたいです。
ソーシャルネットワークにスケジュール投稿を行うBuffer、
月刊売り上げが10万ドルとなり、利用者数60万を達成


その中に、こんな記述があります。

ところで最近、ボストン・マラソンの事件の際に、TwitterやFacebookにブランド発の宣伝系メッセージが流れて、悪い意味で注目を集めてしまうというようなことがあった。そうした発言は予め定められたスケジュールに則って投稿されたものだった。もちろん大事件のおりに投稿されるスケジュール投稿は的外れで無神経なものとなってしまうことが多い。Buffer側もそうした状況に対して何らかの対策を練るべきだと考えているようだ。
ですよね。ボストンマラソンの事件とは、多数の死傷者が出た爆弾テロのこと。

「全予定実行停止スイッチのようなものを実装すべきかもしれないと考えているのです」とWidrich(共同ファウンダー)は述べている。


停止スイッチは人間が押すわけですから、予約投稿にしてバカンスに出かけて、あとはおまかせね、とはいかないですよね。




画像:ソーシャル代行しますバナー

2014年7月4日金曜日

メルマガが終了したとか、してないとか、そんな話はどうでもいいのに




画像:メールのイラスト




先日、あるクライアントのところで、メルマガの話が出ました。メルマガ自体は、うちの仕事とは直接関係ないし、個人的にもそれほど興味がないのです。
昨年あたりから、メルマガからのコンバージョン、購入につながる率が低下しているそうで「メルマガはもう効果ないんでしょうか。htmlメールにすれば改善すると思いますか」みたいな内容だったので、またこういう話かと思ってしまって、ため息が出そうになりました。

こういうメディアが、こういうツールが、こういうプラットフォームが効果的。あるいは効果がないなんて話は、ほとんどがいい加減なものです。
メルマガが終了したなんて風潮は、ソーシャルメディアの隆盛やLINEなどの通信アプリによって、メールによるアプローチの役割が低下するはず。開封率が低下した、という予想や傾向ではないでしょうか。



閉じこもりがちだからこそ、日常的な入口を増やす必要性


それを言い出したらマスメディアは、全般的に低下している。新聞は部数が激減し、いつ潰れてもおかしくないビッグネームが複数社あるし、雑誌はどんどん廃刊になってるし。


だからといってFacebookでダイレクトに売りにつながって、大成功なんていう事例は検索したって、なかなか出てきません。リーチが増大した。ファンとコミュニケーションが取れた。ウェブサイトに誘導して登録者数が増えた。ファンを巻き込んだ商品開発ができたというような事例ばかりです。
単純に考えると、ネットメディアはどれも狭い世界に閉じこもり気味。だからオウンドメディアも含めて、回遊してもらいながらファンになってもらうことが大切ではないでしょうか。
接点を多くして、日常的な入口を多く用意していないと、どうにもならないと考えています。もちろん爆発的にバズることも重要ですけれども。
『インフルエンサーって、誰?』- ツイッターで、トレンドに乗るとはこういうこと (2)




あなた向けのメルマガじゃなきゃ、積極的には読まれない


メルマガだって、日常的な入口のひとつです。話題が出た企業では、メルマガの登録者は実際にECサイトで買いものをしてくれた人ばかりという仕組みです。
であれば、購入金額や買いものの傾向から、いくつかのグルーピングをして、メルマガの内容を書き分けるということが必要でしょう。そこからリンクする先は、ECサイトの個別のページを用意するのが当然ではないでしょうかというお話をさせていただきました。
うちがかなりの部分、ウェブ制作をやらせていただいているので、作り分けしていないのは知っています。
たとえばもっとも購入金額の高いグループは特別扱いするのが当然ですし、購入の傾向とまったくそぐわないキャンペーンをメインでプッシュしても、嫌がられるだけかもしれません。
まず、タイトルで開封されないかもしれません。
もちろん高価な商品を扱っているなら、特別扱いするグループにはメルマガではなく、DMを作って送った方がいいでしょう。


ところがこの企業は、大手通販モールにも出ていて、そこのコンサルで、多くの情報を頻繁に出すという手法を取っています。それでもグルーピングで作り分けしていれば、効果的かもしれないのですが、面倒くさいようです。
確かに別々の内容を考えること自体が、面倒くさいです(笑) だけどウェブの特徴のひとつは、対象によって見せるものを変えられること。



顧客とのつながりを深める自社サイトと、モールではアプローチが違う


その大手通販モールも、アマゾンもですが、とにかく頻度に送りつけています。アマゾンは検索履歴、購入履歴からのリコメンドが飛躍的に良くなってきたと思いますが、それでも的外れな内容が圧倒的に多いです。
大手通販モールは、いわば焼き畑式。とにかく、他社の情報に接する機会を最少化させるように頻繁に送りつけて、買ってくれた人の購入頻度を最大化しようとしているのでしょう。程度の問題ですけど、ここは購入ポイントでレギュラーからダイヤモンドまで、会員を5つのランクに分けているそうですが、上位のランクの人たちまで嫌がるぐらいの頻度という噂です(笑)

もちろんG-mailなどではスパム判定が厳しくなっていますし、利用者が一度でも[迷惑メール]フォルダに入れてしまうと、その後はすべて[迷惑メール]になるようです。



自社サイトで販売するのは、顧客とのつながりを深め、ロイヤリティを高めるため。それがないならネット通販は、モールだけでやった方がいいのではないでしょうか。同じメルマガでも、かなり役割が違う気がします。



それにどんなメディアも、広告や販促PRなどのコミュニケーション媒体としてのピークを迎えるまでは、効果が高くて当たり前。参入者が多くなれば、利用者が減少すれば、効果も減少するのが当然でしょう。
今は、そのスピードがどんどん早くなっているけれども、終わってしまうわけじゃない。



『SNSを上回る、電子メールによるマーケティング効果』


昨年の記事で、アメリカの調査ですが、こんなことがWIRED.JPに出ています。


最も顧客の購買につながっていたのはオーガニック検索で、次がCPC方式の広告であったという(どちらもグーグルの得意分野)。
この調査で86の小売サイトを利用した7,200万人の顧客を分析。彼らの誘導元(Eメール、Twitter、グーグルなど)、購入した商品やその価格などを、サイトを訪れてから2年間にわたって追跡したという。
検索から訪れた顧客は、商品の購入数や購入額の点で平均より50%以上価値が高く、Eメールから訪れた顧客も11%高かったという。一方、Facebookからの顧客は平均並みで、Twitterからの顧客の価値は平均を23%下回っていた。

画像:WIRED記事のスクリーンショット


商品やサービスについてオーガニック検索するのは、そもそも買いたい・欲しいと思っている人が多いでしょうから。CPC方式の広告は、すでに飽和状態だという気がします。
Eメールから来た人がその次だというのも、うなづける気がします。登録しているという段階で、けっこうなハードルを越えているわけですし。そのあとは、嫌がられないか、期待してもらえるかということです。


それでも新しいサービスが続々誕生で、メルマガは消えてしまうのか?


7月1日から、ぐるなびの[SMART CHECK IN]というサービスが始まったそうです。

画像:SMART CHECK INのスクリーンショット

アプリをダンロードして使うもので、「チェックインした人だけが受け取れるお店の情報が盛りだくさん。さらに、クーポンがもらえたり、スタンプが貯まったり、おトクなチェックインイベントも続々登場!」と書かれています。


プッシュ型のクーポンサービスはありましたが、これはチェックインクーポン。さらにチェックインした人だけが受け取れるお店の情報があるということですが、やはりネックはチェックインした入店後というところ。クーポンと連動していないと、あまり意味はないでしょう。またお店の情報をお店側が書くのは、かなり大変です。

どれぐらい利用されるかは未知数ですが、上に書いたように「コミュニケーション媒体としてのピークを迎えるまでは、効果が高くて当たり前」だと思います。利用者にとっては、珍しく、お得である間は利用されるでしょうけれども、一度使ったらアプリを削除してしまうかもしれません。
効果があれば似たようなサービスが、いくらでも出てくるでしょう。


やはりメールのようなインフラとは、かなり異なるのではないでしょうか。





 株式会社イグジィット ウェブサイト


2014年6月26日木曜日

Facebookが、サッカーファンと交流しようと言うけれど

6月12日、Facebookからこんなメールが届きました。


画像:フェイスブックからのメール

ちょっと言ってることが、アヤシイです。だいたい区で分けてメールしてきているのが不思議です。なぜ、その区だけなんでしょうか。しかも下の[サッカーファン向けの投稿を作成する]をクリックしても、ただFacebookページに飛ぶだけで、アドバイスがあるわけじゃありません。

「大切なファン層」とは、すでに[いいね!]してくれた人のこと。その中のサッカーファンにリーチしよう、なら理解できますが。結局のところは「今まで興味を持ってくれなかった人たちを、ワールドカップに関連づけた投稿で惹きつけよう」です。
仮にワールドカップに関連づけた投稿をしたとして、新しいファンを獲得できるのでしょうか。Facebookページの投稿は、ファンではない人のニュースフィールドに表示されることすら、ありません。

ハッシュタグつけて(#‎WorldCup)投稿したとしても世界への発信ですから、あまり意味がないです。‬それに個人ではなく、オフィシャルスポンサーでもない企業アカウントが#‎WorldCupを付けるのはどうなんでしょう。インテレクチュアルプロパティ上の問題だけではなくて、またファン感情的にもプラスにはならない気がします。




◎Facebookがやっている、ワールドカップ盛り上げコンテンツ


Facebookは今回のワールドカップ2014に先駆けて、「ワールドカップトレンド」を発表しました。「ワールドカップトレンド」には最新スコアやチームや選手からの投稿が集約されています。最新スコアならTwitterもやっていますが、たぶんTwitterの方が便利なのではないでしょうか。
ワールドカップトレンド

画像:フェイスブック ワールドカップトレンドのスクリーンショット


ただこんな投稿まで集まっていますので、基準がわかりません。まさか文章中にWorld Cupが入っていれば、なんでも集めて生成しているのではないと思いますが… Brazil2014と書いてありますから、もしかしてこのアーティストは、FIFA World Cup2014の公式ソングを作ったのでしょうか。わかりません(笑)

画像:フェイスブック ワールドカップトレンドの投稿のスクリーンショット


それ以外には、著名な選手10人のファンマップがあります。これも、だから何?という気がします。日本選手は入っていません。国別と市町村別があって、メッシファンは日本にもけっこういるのに、市町村で表示するとゼロに見える不思議なものです。

画像:フェイスブック ワールドカップトレンドのファンマップ国別のスクリーンショット

画像:フェイスブック ワールドカップトレンドのファンマップ市町村別のスクリーンショット




◎ワールドカップがらみで、投稿してみました


私自身の考え方は、企業アカウントがその時のトレンドを無視してソーシャルメディアで投稿しても意味がない。Twitterでは特にそうだと考えています。
ツイッターで、トレンドに乗るとはこういうこと (1)

でも、だからといって、無理矢理トレンドにからんでいっても効果はないですし、ワールドカップがらみだと前述のように、知的財産権の問題がまず考えられます。だからこそ、Facebookは「サッカーファンと交流しよう」と書き、あえて「ワールドカップ」という言葉を使っていないのでしょう。

またサッカーファンにとっても、サッカーとなんの関係も企業が、とつぜんワールドカップのことを言い出したら、反感を持たれるかもしれません。
Twitterのアカウントはキャラクター色が強く出るので、日頃からサッカーのことをつぶやいている「サッカーファンの中の人」がワールドカップについてツイートしていても、おかしくはないかもしれません。それでも企業アカウントとしては、ほとんど意味はないと思いますが。

ところがFacebookだと、中の人個人のパーソナリティを出している企業アカウントは、まず見かけません。ソーシャルメディアとしての特性が違います。だから危険なんです。


今回、Facebookから来たメールのアカウント企業からは、ワールドカップに関して、なんの指示もありませんでした。上の方に、興味ある人がいないのかもしれません。
でも、ワールドカップ関連の商品も扱っているんです。
だから私からやりませんかと働きかけ、撮影等をして準備をしていました。



結局、具体的な商品以外のことも投稿しました。

15日日曜日、朝10:00からのコートジボワール戦の前日、ある情報を知りました。知ったのは夜の11時過ぎなので、投稿していいかどうか、連絡したところで返事を待っていられません。
これまでも商品やサービス以外の、関連するネタを投稿したことはありますので、やってしまうことにしました。深夜です。
そしたらこれが、3000人ほどにリーチ。シェアも複数あるだけではなく、それ以前の投稿にも[いいね!]が付き始めました。実は狙い通りです。普通、土曜の深夜なんて利用者が激減している時間帯だと言われますが、日曜朝からコートジボワール戦が放送されます。
ほとんどの人がまだ知らないネタの鮮度と、タイミングですね。他の企業アカウントはまず寝ています。


20日金曜日のギリシャ戦。その前日は、朝からワールドカップ関連の商品のことをFacebookほかで投稿しました。それなりの反応だと思っていたら、夜になって会社に電話がかかってきました。あるお店から苦情なのか心配なのか、これ以上投稿しないでくれ。前のも出来れば削除してくれという要望があったということでした。

お店は日曜日の渋谷の混乱の報道などを見て、サッカーファンが大挙して押し寄せたらどうするのか。なんの準備もしていないのにと、心配されているようです。
私はそんなことは、絶対に起こらない。サッカーファンが来るのは、パブリックビューイングをやっているような場所だけだし、それも渋谷、新宿や横浜などの駅周辺じゃないと集まるわけがない。
もし逆に大挙して来てもらおうとすれば、1ヵ月以上前から仕掛けても、ソーシャルメディアだけじゃ無理ですからと伝えてもらって、なんとか納得してもらった。
私にすれば笑い話のような内容なんですが、大変なやりとりでした。


コートジボワール戦終了後の渋谷のスクランブル交差点には、痴漢が出たとか、混乱ぶりがテレビやネットでさんざん流れていたので心配されるのも無理ないですが、日曜日だし渋谷だし、特異な条件が重なっています。
私は日曜日の午後、仕事で横浜駅東口に行っていましたが、サッカーファンが大勢いたものの混乱している様子はありませんでした。

画像:wc第一戦後の横浜駅周辺の様子



実際どうだったか。問題はありませんでした。
20日金曜日の朝、出勤時のスクランブル交差点ですら、警察による交通規制がありましたが、混乱というような状況はありませんでした。

画像:wc第二戦後の渋谷スクランブル交差点の様子




Facebookが薦めるようなサッカーファンとの交流は、難しいです。
それはもう公式スポンサーが、大金と手間ひまをかけて参入しているのですから。
安易に、乗っかろうとしない方がいいかと思われます。




画像:ソーシャル代行しますバナー

2014年6月13日金曜日

ワールドカップ2014 ビールの戦い編ほか

5月末に『ワールドカップ2014、渋谷では前哨戦が始まっている』という記事を書きましたが、さすがに開幕すると、さらに激しくなってきましたよ。

今朝、ざっと駅周辺から公園通りを上りながら撮ってきました。


◎JR 渋谷駅

画像:JR渋谷駅の看板

駅にはキリン、ソフトバンク、そして右上に少しだけ見えてますが東急東横店にはファミリーマートの広告。いずれもサッカーがらみです。


◎SHIBUYA 109

画像:109のアクエリアスの広告
アクエリアスは、FIFAワールドカップ2014の公式飲料なんですね。試合の速報が出るようになっています。


◎アディダスパフォーマンスセンター渋谷

画像:アディダスパフォーマンスセンター渋谷
前にも書いていますが、外は丸ごとサッカーイメージです。



◎西武百貨店 渋谷店

画像:西武百貨店 渋谷店のサッカーボール展の看板
日比野克彦さんによるサッカーボールアート展が開催されています。駅側A館のショーウィンドウにはサッカーボールがディスプレイされています。


◎マルイジャム

画像:マルイジャムのキリンの広告
渋谷駅と同じ、キリンビールの広告です。



◎マルイシティ 渋谷

画像:マルイシティ 渋谷のバドワイザーの広告とイベント
なんとバドワイザーが、FIFAワールドカップ2014の公式ビールなんですね。マルイシティ 渋谷の広場では、バドワイザーのさまざまなイベントが12日から行なわれています。ここで初めて、公式ビールであることを知りました。
だけど宣伝だけなのと思っていたら、渋谷でバドワイザーが飲める店を案内していました。

画像:マルイシティ 渋谷のバドワイザーのイベント


画像:マルイシティ 渋谷からマルイジャムを見る
位置関係をおわかりになる方には、面白い構図ですね。



◎パルコ Part 1

画像:パルコPart1の本田選手を使った広告_スペイン坂側

画像:パルコPart1の本田選手を使った広告_Part1側_1
画像:パルコPart1の本田選手を使った広告_Part1側_2
一番上がスペイン坂側。あとの2つが Part 2側の広告です。アディダスだけじゃなく、ミズノも攻めています。ただ大きなスポーツ店は、アディダスのビジュアルになっていますね。


◎キリン 一番搾りガーデン渋谷

画像:一番搾りガーデンの車両
前に記事を書いたあと、こんなコピーが出てきました。一番搾りガーデンだけじゃなく、代々木公園をビアガーデンにしようという企みですね(笑)


画像:一番搾りガーデンの公園通りのフラッグ
一番搾りガーデンのフラッグは、公園通りだけではなく、ファイヤー通りなども埋め尽くし、代々木公園まで続いています。
夜は、『ワールドカップ2014、渋谷では前哨戦が始まっている』の写真のように、イルミネーションが続いています。またプランターなどの花の費用も、キリンが負担しているのでしょうか。

画像:キリンの公園通りのプランター



◎ファミリーマート  公園通り店

画像:ファミリーマート公園通り店のワールドカップキャンペーン
ここ以外のファミリーマートはそれほどでもないですが、公園通り店は外に向けてワールドカップ一色です。




平日の朝なので人は少ないですが、
今週末は、けっこうスゴイことになりそうですね。

公式ビールであるバドのイベントは、日曜日までだそうです。マルイシティのイベントスペースで1日中やっていれば、かなり目立ちます。
キリンビールは、商店会と一緒になってやっている感じですし、夜、イルミネーションが点くと圧倒的に目立ちます。雨が降っていても、店内は混んでるみたいですよ。



個人的にはミズノに、がんばって欲しいところです。今回のワールドカップで本田選手の履いているサッカーシューズは、本人との共同開発。本田選手の縦回転キックを筑波大学と共同で分析し、縦回転キックが蹴りやすい構造になっているとか。
本田圭佑選手の想いを込めたゴールドのサッカーシューズについて


パルコでの広告を見ながら、広告だけじゃなぁと思いました。やっぱりアディダスのようなグローバル企業じゃないから多面的な展開は難しいだろうし、などど失礼なことも思いましたが、ファッションではなくサッカーをやっている人たちに届くコミュニケーションって、どんな方法があるんだろうと考えたり。

渋谷という街でのコミュニケーションだと、難しいですよね。
こういう動画をイメージだけじゃなく、実際的なものを、いっぱい作るのも手ですよね。


バナー:ウェブ、グラフィック、そしてソーシャルなつながりをデザインする制作会社です