2014年9月19日金曜日

行列までして、買ってくれる理由 - 6

去年のiPhone5sも書いたし、今回も同じようなものだからパス。と思っていたのですが、iPhone6発売の行列はまったく様相を異にしていました。大混乱です。
行列までして、買ってくれる理由 - 4







この写真、うちのデザイナーに影とか加工しましたかと聞かれましたが、人の顔をぼかす以外何もしていません。今朝9時半ごろの曇天で、街路樹の影が建物に落ちています。なにか暗示でもしているように思えてしまいますが(笑) 
iPhone5で、すなおに撮りました。


前日から並んでいる大半の人は、中国人とホームレス?


アップルストア銀座には、発売10日ほど前から並んでいる人がいるというツイートが飛び交い、その後にはテレビなどでも次々に取材され、iPhone6発売を煽ります。世界中のアップルストアには、発売発表以前から並んでいるという報道さえありました。
こんなにバッチリ写しているツイートがありました。



でもアップルストア渋谷には、誰も並んでないよな。ずっとそう思っていました。

ところが昨日、18日の夕方6時ごろに出先から渋谷に戻ってくると、とんでもないことになっていました。公園通りを歩くと、アップルストアの先から人がつながっている。
ただブルーシートや段ボールを広げた上に、座っていて、どうも高齢者。子連れや若い女の子たちもいるけれど、なにか雰囲気が違うと思っていたら、あちこちで飛び交っているのは中国語。
私の前を歩いている人たちは、どうして中国人がこんなに多いんだろうと会話していました。


すでに渋谷区役所近くまで列が出来ていましたが、この雰囲気は他のお店からクレームが出てもおかしくない。バス停まで占拠されちゃってるし、と思っていました。

どうも自分で使うために並んでいる日本人は、二割程度かなと想像。つまりは転売、あるいは並ぶのを代行している人がほとんどではないかと…



中国のサイトには、日本での代購を請け負う業者が続々登場


17日の朝日新聞には、こんな記事が出ています。
iPhone6、世界最安は日本? 中国で代理購入流行

つまりは急激な円安で人民元換算すると、日本で買うのが最安値だから購入を代行しますという広告がいっぱい出ているということでしょう。

円安じゃなくても、渋谷ではファッションなどを大量に買い回る通販サイトなどのバイヤーらしき中国人を見ることは珍しくありません。リストを持って、とんでもない量を買っています。
ただ今回のiPhone6で並んでいる人たちは、そういう専門の人たちではなさそう。
購代(タイコウ)で、大量に日本にいる中国人に声がかかり、アルバイト的に臨時でやっている感じです。

中国の情報を扱うXinhua.jpには、こんな情報が出ています。

中国本土では今のところ発売の予定が示されていない。こうしたことから、中国本土市場では正式発売前のiPhone 6の価格がすでに驚くほどの高値まで吊り上っている。
香港から輸入する第1陣の50台はすでに予約で完売の状態。闇の市場ではスペックの低い機種の価格が1万3000~1万4000元(約23万2000~24万9000円)、また高いものでは2万元(約35万6000円)にもなっているという。
オーストラリアでは“マージャンしながら待った”中国人も 闇市場で35万円の高値


なるほど欲しい人は23万円出しても、すぐには手に入らないということですね。それはまあ、購代が流行るのも理解できる気がします。




そして自分で使いたい日本人が大量に並び始めたのは、たぶんその後。7時8時ぐらいになると、代々木公園の入口を曲がり、山手線方面にまで行列が延びていました。




今朝は、今までと比較すると大混乱と言える状態に


笑ってしまったのが、パルコ前の交差点。アップルストアに並ぶ人と前に書いた「ふなっしーカフェ」に並ぶ人たちで、すごいことになっていました。
行列までして、買ってくれる理由 - 5


そうなると困るのが他のお店。昨夜からスワロフスキーの前には人が溜まっていましたし、今日もユナイテッドアローズの前は、通行がしにくい状態でした。今日は8時からオープンしていたそうですが、ぜんぜん進まないじゃないかと怒鳴っている人も。
商店会、警備会社らしき人たちがアップルストアのスタッフにクレームを入れ、行列を後ろに誘導していました。


それだけではなく、あちこちに段ボールやゴミが散乱しています。アップルストア渋谷は、有効な対策を取らないと、今後発売待ちの行列自体が難しくなるかもしれませんね。
少し前、シュプリームの行列がとんでもないことになっていて、警察が出動した事態が起こりました。転売目的の業者が大勢並んだことが、原因のひとつだと聞きます。


今回、アップルストア渋谷で今まで以上に売れたとしたら、原因は購入代行ということでしょうね。

今までのように自分で使うために徹夜で行列する人たちは、どこに行ったのでしょうか。アップルストア銀座では、渋谷と同様どころか、警察が出動したと出ています。
【警察出動】アップル銀座で揉め事発生!割り込み・ゴミ捨て・代金持ち逃げ

渋谷は、ここまでは酷くなかったです。たぶん、ですけど(笑)


表参道はどうだろうと検索すると、東洋経済までもが取材していました。
表参道は多言語が飛び交う”お祭り騒ぎ”



経済誌なのに、一緒に楽しんでいる感じがします。アップルストア表参道店から外苑前駅を過ぎて伊藤忠まで行列がつながってたということですから、見てみたかったですね。ここでも警察が出たということです。


私はiPhone6のスロー動画やタイムプラス機能など撮影に関する機能が、とても気になります。気になっても、いち早くiPhone6を欲しいとは、まったく思いません。たぶん買うのは来年になってから、ぐらいです。それでも、行列を見るとワクワクするものはありますね(笑) 
ただ行列が恒例行事になってくると混乱するのは当然で、ワクワク感の拡大になるのならいいのですが、むしろマイナスにとらえる人だって少なくないですよね。
アップルのこれからは、「いち早く欲しい」と思わない層をどれだけ惹きつけられるかに、かかっていそうですよ。





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