今朝、出勤時にタワーレコード渋谷の前を通りがかったら、とんでもない行列ができてた。山手線の下をくぐって、明治通りまで続いてて、その先まで並んでそうだ。
もう並んでる人たちを見ると、どんなアーティストが目当てなのか、だいたいわかる。今日は韓流アイドルだろうなと思ったら、やっぱりそうだった。並んでいるのは、一般的な中年の女性。アラフォーぐらいが中心だけど、特に外見からはイベント感はないというか、スーパーのレジに並んでても違和感がない。同じ韓流でもアーティストが違うと、気合いの入った黒レースの集団が集結している時もあった。
11時ぐらいに出掛けた時も、まだずら〜っと並んで店頭で何か買ってた。
調べてはいないけど、たいがいCDに何かしらおまけが付いてるとかぐらい。それだけでも、これだけの人たちが猛暑の中、朝から並ぶ。その理由って、どういうことなんだろう。
先日はQ-FRONTのツタヤが開店前、店頭でドラクエの販売準備みたいなことをしていた。へ〜、ドラクエも最近は並ばないんだと思ったら、まったくのハズレで、店内でカウントダウンイベントをしていたとそうなんです。
これもゲームデザイナーやプロデューサーが登場して、買ってくれた人にはハイタッチしてくれたりするという。それでも平日の朝からツタヤに集まるというのは、どういうことなんだろう。
「ドラクエX」ついに発売--カウントダウンイベントを実施
タワーレコードに並ぶおばさんたちは、もしかしたら日常的な食料品とか、あるいは洋服だって、価格が購入決定の最大の要因なのかもしれない。
カウントダウンイベントに参加して、ドラクエXを買った人たちも、家電だったら、量販店でチェックして買いたい品番まで決めて、ネットで最安値を探して購入するかもしれない。
じゃあ、わざわざ出掛けて、並んで、定価で購入する理由は何って考えると、まずファンになっていること。そして、出掛けること自体にイベント性があること。あるいはオマケが付いてて付加価値があること。
当たり前過ぎるほど当たり前だけど、だけどリアルで売られている大半の商品は、そうなっていないんじゃないでしょうか。家電なら多機能やスペック、そして販売価格の勝負で、付加価値のある売り方はされていない気がする。飲料だって、トクホはともかく、新製品であるぐらいしかアピール出来る要素はないのかも。
あれ? そうするとファンになっているかどうかは、どこで?
それはきっと、販売時点以前のところでコミュニケーションしてるんですよね。すでに大ブランドならともかく、新しい商品やサービスなら、間違いなくそう。新しいK-POPの売出し方って、たぶんそうじゃないですか。今日見たタワーレコードの行列、アーティスト名見ても、私は聞いたことなかったですから。そもそも、詳しくないですけど(笑)
でもどんな商品やサービスだって、私だけが知ってるというのが初期のファン作りには必要だし、そのあとも「私たちだけが知ってるコアな情報の共有」でつながることが必須なんだと思います。
今の飲料などの売り方は、販売時に広告も販促も最大風速になるようにして、店頭で売れなかったらすぐ引っ込めちゃう。とにかく数出して、当たるか当たらないかを判断する手法が、限界まできているような。間違ってファンになった人は、ツライですよね。
趣味のものと一緒にするのは違うだろという見方もあると思いますけど、いまや、ほとんどのものが趣味のもの。生活必需品以外は、ぜんぶ嗜好品と考えていいんじゃないでしょうか。
Wonder Girls 『黒沢かずこ(森三中)が「Nobody」を踊ってみた!』
K-POP最後の大物と言われるワンダーガールズ。アメリカや中国に進出して、それなりに日本でも知られていたりして。日本デビューは先月ということみたいなんですが。
育成したい人たちがコアなファンになるのだとすると、中途半端な認知度かもしれませんね。このCMから想像する売り方も、どうなんだこれは!! と、ツッコミたくなります(笑)
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