2016年7月7日木曜日

自撮り/セルフィーのあたらしいトレンドと、これからも拡大する理由




今年の1月、森美術館「村上隆の五百羅漢図展」で外国人観光客の多くが、作品をバックに自撮りしていると書きました。撮影がOKなので、ほぼすべての人がパシャパシャ撮っているのですが、日本人の多くは作品や空間が対象です。 ところが6月に渋谷パルコミュージアムで蜷川実花展に行くと、やはり撮影がほぼOKなのですが、日本人もかなりの割合で自撮りをしているのです。

展示されているのが、プライベートモードの“旬なオトコたち”なので、お目当ての俳優とツーショットみたいなことはあるにせよ、日本人も変わってきているのかもねと思いました。
SNSに投稿するには、格好の“ネタ”です。





新婚旅行をドローンでセルフィーし、世界中で話題の日本人夫婦


昨年から約50カ国を新婚旅行で訪れている山口さんご夫妻。人のやらないことで思い出でをつくろうと、ドローンを使ってセルフィーをしています。
YouTubeにHoneymoon Travelerというチャンネルを作り、現在25カ国での映像を公開されています。新婚旅行しているふたりよりも、広がっていく風景にあっとうされます。
BBCで取り上げられ、世界に拡散したようです。

Silent Dronie (Selfie+Drone) Clip From Sultan Qaboos Grand Mosque

Silent Dronie (Selfie+Drone) Clip From Cappadocia 

Silent Dronie (Selfie+Drone) Clip From Turmi




最近、中国から自撮り用のドローンが販売されたそうです。法律の規制は別にして、街中でも安全な仕様だということでしょうか。
そういえばこのところ、自撮り棒を見ないですね。
Hober Camera




娘のインスタをチェック。その自撮りポーズを真似して投稿する父


プロフィールには「Comedian, Costume maker and that Selfie Dad guy」と書いているお父さん。しかも娘のアカウントまでのせた上で、こんな投稿をしています。
理由は、なんなんでしょう(笑)

Burr Martinさん(@therealburrmartin)が投稿した写真 -

娘は嫌がっているんだろうなと思ったら、テレビで放送されたことを、なんと自分で投稿しています(笑)
🍀 Cassie Martin 🍀さん(@cassiethegypsy)が投稿した写真 -






自分のアピール動画を投稿して、気の合う相手を探すマッチングアプリ


今年、海外でも日本でもマッチングサービスが大々的にアピールを始めたようです。マッチングって、要するに出会い系でしょ。と思ってしまいますが、こちらのプレスリリースによると、健全なんだそうです。
しかも海外では動画を使った自己アピールが、当たり前になってきているといいます。
恋人は秒速で作る!

Express yourself on VEAT

これを見ると、自己アピールするには芸を披露するか、いいシチュエーションが必要なのですね。

SNSで写真や動画を投稿するには、魅力的なモノか面白い状況を撮る。あるいは自分自身をアピールするなら、プラス自分を使ったセルフィーということでしょうから、マッチングでも同じことのようです。




撮影してSNSに投稿しようというドラマ『モンタージュ』のイベント


6月の下旬、渋谷パルコ前でフジテレビのドラマ『モンタージュ』がイベントをやっていました。主演の福士蒼汰さんと芳根京子さんのパネルがあり、一緒に撮影してSNSに投稿してくださいというものです。


放送は6月24日25日の二日間。どれぐらいの投稿があったんだろうとハッシュタグで調べていたら、意外だなと思うことがありました。ポーズや表情を作ったり加工したりという、“盛り”がないのです。

下の画像は、Twitterで#モンタージュを検索し、画像だけ表示させた一部分です。数多くのツイートがあるのですが、調べてみると、普段まったくセルフィーしていない人たちばかりです。




ツイートした人たちは、たぶん自己アピールしているつもりはない。つもりがあっても、ごくごく控えめ。俳優か原作の漫画のファンだということを出したかったぐらいなのかもしれません。
等身大のパネルがあったから、一緒に映してしまったというだけのようです。

ファンだということをビジュアルで出せる機会はそうそうないですから、でもこんなキッカケがあれば映してしまうということですね。



セレブから火がついたSNSのセルフィー。出会いを求めて自己アピールする人はもちろん、アグレッシブじゃない人だってドローンなどあたらしいツールが登場したり、簡単に撮れる魅力的な背景があれば自撮りしてしまう。
それだけSNSの利用が日常的になり、自己アピールしてもしなくても、使えるネタはなにより自分。そんな感じに、なってるみたいですよ。





 株式会社イグジィット ウェブサイト


0 件のコメント: