タワーレコード渋谷あたりから、ハチ公前のスクランブル交差点まで歩いてる間に、もうビックリで。若い、たぶん20代前半ぐらいまでの仮装した女の子たちが、どんどん歩いてきます。半分ぐらいは仮装してるんじゃないのという印象で。男前な女の子がビシッと、バットマンのジョーカーの扮装をしていて、あまりのカッコ良さに目が釘付けになったりしていました。
10月31日は、ハロウィン。だからって平日の夜なのに、これだけいるなんて、どれだけハロウィンの仮装が定着したんでしょう。
10月26日金曜日の夜も、けっこう仮装している人たちがいました。多くのお店では、たいがい27日の夜に、ハロウィン関連のプロモーションをしているようでした。
たぶん、ハロウィンの盛り上がりは、先週末がピーク。そんな風に思っていたら、案の定、ネット上ではいろんな画像が飛び交っていました。
もっとも多かったのは、たぶん渋谷のコスプレでしょう。アニメや戦隊もの、映画やディズニー、そしてファストフードまで、さまざまなヒーロー、ヒロイン、キャラクターのコスプレが出現。その目撃情報やセルフの情報発信。
Pouchの記事から http://youpouch.com/2012/10/29/88840/
ところがところが、31日はそんなもんじゃなかった。ネット上ではさほど出ていなかったように思いますが、若年層、特に女の子の仮装はとんでもなく多かったという印象です。
あ、コスプレと仮装の違いって、なんでしょう。コスプレは、キャラクターになりきること? 仮装は…、特定の何かではなく、過剰な非日常的な装いということでしょうか。ホントのところは、わかりません(笑)
考えてみれば結婚式だってハレの装いですが、儀式系のハレの場がなくなってしまった。どこかで責任のない、ハジケた変身をしたいということでしょうか。ディスコはクラブになって、お見合いパーティは街コンになって、ほぼ日常の延長線上でカジュアルな場になっているようですし。
理由はともかく、これだけ仮装やコスプレのパワーがすさまじいと、来年からのハロウィンの販促プロモーション、従来とはレベルの違う取り組みになりそうな気がします。
そう思い始めたのは、ハロウィンからじゃなくて、9月の下旬。真昼間の渋谷公会堂の前に、コスプレイヤーが集結してました。拡声器で「ゴールド会員の方はこちらです〜」と言ってたので、なんかアヤシイ。これはなんだろうと思って検索したら、しょこたんの「ギザ10 しょこ【生】ツアー---!! 2012」というライブでした。十二分に、アヤシイですけど(笑)
でもその時に目の前を歩いてた、ドナルドダックの完成度が驚異的で。お尻の丸みをどうやって出して、どういう構造でキープしてるのか不思議で。テクスチャーは違うけど、TDLにいても違和感なさそうでした。日本のコスプレイヤーって、趣味のレベルじゃないだろという感じました。
その少し前には、ANAがIS JAPAN COOL?というキャンペーンサイトで、[COSPLAY]という世界的なコスプレイベントと連動したコンテンツをリリースしていました。それ以前のリリースは[TOKYO][OKINAWA]ですから、ストレートな海外向けの訪日促進。でもコスプレで集客できるのかと疑問ですよね。
仮装やコスプレって、たぶん見てくれる人がいないと成立しなさそうです。聖地ニッポンでも、見せられるのはきっと、ライブやイベントなどでしかなく、さほどメジャーなものではないでしょう。そこにANAが人に見せられるプラットフォームを作ってしまえば、ネット上の聖地になるかもしれません。リアルでも聖地巡礼は、あるでしょう。アニメ・アイドルで秋葉原、ファッションで渋谷へは、世界中から聖地巡礼が少なからずあるわけですし。
話を戻すと、ハロウィンは、大勢のコスプレイヤー以外の人にも見せられるハレの日。特異日、特異週間になりつつあるという気がします。
原宿では、30年も前から親子で参加するハロウィンパレードが行われています。とりあえず今年は、渋谷、六本木あたりが、若者のリアルなプラットフォームになったということでしょう。たぶん、来年以降は東京都心のいろんな街に、その後は徐々に全国に広がって行き、秋の仮装イベントとして定着するかもしれません。
それだけ多くの人に、ちょっとした変身したい欲求が高まっているのかも。別人になるというような大げさなものではなく、テンションをグンと上げたいような衝動。
ただ男装はたいがいカッコイイですけど、どんなに衝動があっても、
お願いですから女装だけはヤメて欲しい(笑)
あ、もしかしたら、私にも欲求あるのかもしれません。
合気道では、黒い袴を。杖道では、白い袴を穿いて演武しますから。
これって、完全にコスプレです(笑)
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