2015年5月22日金曜日

動画を使ったプロモーション その効果の一端が公開されていた




今週は、ドローンを飛ばす15歳少年のニュースが駆け巡りました。私が驚いたのは、少年がさまざまな動画プラットフォームで実況中継するなどして、収益化していたこと。
内容はともあれ、昨年は動画元年と呼ばれ、動画制作が一般化し、収益化を目指す人たちが増えてきたのは間違いないでしょう。
YouTubeばかりではなく、他のプラットフォームも盛り上がりを見せています。
Vineがそろそろブレイクしそうですけど、どうします?


収益化には、動画に広告を表示させる、企業とタイアップする、視聴者からの支持が“投げ銭”になる、あるいは制作者がタレントになるなどの方法があり、多様化しています。
[HIKAKIN]さんはエアロスミスと共演し、Vineでブレイクした[けみお]くんはタレントですね。



企業とタイアップについて、ユーチューバーマネジメント会社のUUUMが、その効果を検証しています。UUUMは、HIKAKINさんが設立に加わった会社で、最初から六本木ヒルズに入居するなど、設立自体がニュースになりました。

YouTuberを活用したタイアップ動画のプロモーション効果を検証

取り上げられているのはアプリ[Rumor]、丸亀製麺、ワコール[ブラ・リサイクル]の3つの動画。ネットでアプリを扱えば効果が高いのは当然なので、あとの2つについて、上のリンク元から引用させていただきながら、どうして効果が出たのかを私なりに考えてみました。


丸亀製麺は、釜揚げうどん6人前と全サイドメニューを大食い


UUUMの調査によると、調査したのは動画公開後2週間しか経っていなかったのにもかかわらず、動画を視聴した人の29%が丸亀製麺を食べたというのです。


ものすごい効果じゃないですか。しかし、いったいどれぐらいの人数が視聴したのでしょう。UUUMによると3月10日で35万回の再生ということですが、ひとりで何回も見た人もいるでしょうから、25万人が見たと仮定すると29%で72,500人!? 
現在の再生回数はどうでしょう。YouTubeの統計情報から見てみます。


5月19日までの累計で715,873回と出ています。同じ比率なら、20万人!? いやいや、そこまではないとしても、動画の再生が右肩上がりに伸び続けているのが脅威です。共有も1,777回されていますし。
説明のところには、丸亀製麺のURLも貼られていますが、丸亀製麺のウェブサイトには、この動画は貼られていません。ユーチューバー[木下ゆうか]さんのYouTubeチャンネルからや検索、ブログなどに貼付けられたところから再生されているということでしょうね。

この動画は、テレビでよくやっている大食いものですが、商品がこれだけ長い間出てくるのですから、見れば見るほど食べたくなってきます。


私も丸亀製麺好きで、この動画を見ていると食べたくなってきますが、はなまるうどんの方が近いので、昼時ならそちらに行きます(笑) それだけ、食欲をそそりますよね。ブランドの詳細を理解するより、まず食欲。
たぶん食に関するものなら、動画は強いはずです。なんといっても、木下ゆうかさんの食べっぷりがおいしそうです。


ワコールは、ブラジャーが地球を救う!?という社会的なテーマを訴求


こちらは、ユーチューバー[SasakiAsahi]さんです。去年もご紹介していますが、私も注目させていただいていました。以前はメイクアップものが中心だったのですが、GUとタイアップして佐々木さんがモデルになりLOOKBOOK動画を公開されていたので驚きました。
今はもう毎日更新されていて、恋愛相談からグミレポ、アイスレポ、旅と、メイクや美容系以外のテーマもやられています。やっぱりメイクものがすごいと思いますが、何ジャンルの人ではなく、ユーチューバーとしか言えなくなっています。
昨年のハロウィンでは亀の甲羅を作っていたと思ったら、ミュータントタートルズの仮装パーティをやられています。映画とのタイアップでした。
ミュータント・タートルズ!!ハロウィンパーティー☆ - 2014.11.4 

この動画の統計情報です。


ハロウィンが終わってからも、ゆるやかですが、右肩上がりに再生されています。
佐々木さんはタイアップものばかりではなく、個人的に興味があるものも含め、とにかくVlogとして更新されていますし、タイアップ然とした作りでもないので、見ている方も意識せず視聴できるのでしょう。ネイティブアドという言葉が流行していますが、佐々木さんという存在がネイティブアド化しているのかもしれません。

というぐらいを基礎知識として書いておきます。
それでは、ワコールとのタイアップ動画です。

7年目になるワコールの社会貢献事業ブラ・リサイクルの仕組みを、彼女が丁寧に淡々と説明しているだけです。それでもワコールのキャンペーンサイトより、詳しく安心感があります。
ワコールブラ・リサイクル2015

UUUMの調査によると、動画公開後1週間しか経っていない調査にもかかわらず、なんと動画を視聴した人の9%がブラ・リサイクルを利用したというのです。


SNSに投稿した人6%、ブラ・リサイクルのページを見た人19%、ワコールのホームページを見た人29%、そしてワコールの商品を購入した人8%と驚異的な数字です。

社会貢献事業として、いやワコールはCSRやCEV的な活動としてだけではなく、マーケティングとして「来店を促進すること」も狙っているのだと思います。
ワコールのお店でキチンとした採寸してくれる人が増えれば、実店舗でもオンラインでも自社の商品を買ってもらうことができるという仕組みでしょう。
先の動画の統計情報です。


ミュータントタートルズと似ていますが、最初の急上昇で1万回ほど多くなっています。
ブラ・リサイクルは視聴者にとって、不要になったブラジャーをゴミとして捨てずにリサイクルしてくれる。しかも安心感があるというメリットがありますが、「社会的に、いいこと」はネット上で広がりやすいのです。
SNSにだけ着目してみても、面白動画の丸亀製麺の倍をマークしています。



丸亀製麺もワコールのタイアップ動画も、ユーチューバーの存在が大きいのは間違いありませんが、そのキャラクターを生かして、宣伝なのか宣伝じゃないのか、PRなのかPRじゃないのか、番組なのか番組じゃないのか。そういう既存の軸ではなく、ユーザーに近いスタンスで作られている動画が、ますます視聴時間を奪って行きそうですよ。



 株式会社イグジィット ウェブサイト




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